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米軍、イランへの攻撃を継続 ホルムズ海峡でタンカー攻撃受け原油急騰

Summary
米軍が3夜連続でイランを攻撃し、ホルムズ海峡で石油タンカーが攻撃されるなど緊張が激化。地政学的リスクの高まりを受け、原油価格は9%以上急騰した。
米軍は13日、3夜連続となるイランへの攻撃を実施した。これに先立ち、トランプ大統領はイランに対する海上封鎖の再開を宣言し、世界のエネルギー供給の要衝であるホルムズ海峡で石油タンカーが攻撃されたことで、地政学的リスクが急激に高まっている。
ホルムズ海峡の緊張激化
米中央軍は、トランプ大統領の指示に基づき攻撃を開始したと発表。これと前後して、アラブ首長国連邦(UAE)国防省は、ホルムズ海峡を航行中だった同国の石油タンカー2隻がイランの巡航ミサイルによる攻撃を受け、乗組員1人が負傷、8人が怪我をしたと明らかにした。
一方、イランのイスラム革命防衛隊(IRGC)は、警告を無視した「違反」タンカー2隻を攻撃し、航行不能にしたと発表。ただし、UAEが指摘したタンカーと同一であるかは言及していない。イラン国内では、港湾都市バンダルアバスや複数の島で爆発が報告されており、イラン軍は米国の艦船やクウェートの米軍施設を攻撃したと主張している。
原油価格は急騰、海上交通に混乱
中東情勢の緊迫化を受け、13日の原油市場は急騰した。ブレント原油先物は1日で9%以上上昇し、6月12日以来の高値で引けた。WTI原油先物も大幅に上昇し、6月15日以来の高値を記録した。
Ad世界の石油・ガスの約5分の1が通過するホルムズ海峡の混乱は、エネルギー市場に深刻な影響を与える。船舶追跡データを提供するMarineTrafficによると、7月10日から12日にかけて海峡を通過する船舶の活動は、前の週と比較して約52%減少した。
米国、イランの海上封鎖を宣言
トランプ大統領は、イランの海上封鎖を再開するとともに、ホルムズ海峡を防衛する対価として、通過する全貨物に対し20%の手数料を課す案を提唱した。この提案に対し、国連の海事機関は国際航行に使われる海峡での手数料徴収に反対する立場を示している。
米海軍主導の合同海上情報センター(JMIC)によると、封鎖はイランの全沿岸を対象とするが、イラン以外を目的地とする船舶の無害通航や、検査を条件とした人道物資の輸送は妨げないとしている。イラン側は、米国に海峡の将来を決定する役割はないと強く反発している。