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メタ、自社製AIチップ「Iris」を9月量産開始へ コンピューティング能力倍増目指す

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Jul 12, 20261 min read
メタ、自社製AIチップ「Iris」を9月量産開始へ コンピューティング能力倍増目指す

Summary

ロイターが確認した社内メモによると、メタ・プラットフォームズは自社開発のAIチップ「Iris」を9月に量産開始する計画。AIインフラを強化し、Nvidiaなど外部サプライヤーへの依存度を低減する狙いがある。

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メタ・プラットフォームズが、自社開発の人工知能(AI)チップの量産を9月に開始する計画であることが、ロイターが確認した社内メモで明らかになった。同社はコンピューティング能力を2027年までに倍増させる計画の一環として、独自の半導体開発を加速させている。

自社製AIチップ「Iris」の生産開始へ

社内メモによると、「Iris」というコードネームで呼ばれるこのデータセンター向けチップは、メタが社内で設計する「MTIA(Meta Training and Inference Accelerators)」プロジェクトの一部。FacebookやInstagramなどのサービスを支えるAIの性能向上を目的としている。

このチップはわずか6週間のテストで重大な問題が見つからなかったと報告されており、開発が順調に進んでいることを示唆している。メタは設計支援でブロードコム(Broadcom)、製造で台湾積体電路製造(TSMC)と協力している。同社は2027年にかけて、約半年ごとに新しいチップを投入する意欲的な計画を立てている。

コンピューティング能力の倍増計画

メタはAIインフラの能力を大幅に増強する方針を掲げている。社内メモによれば、同社は今年のコンピューティングインフラを7ギガワット規模にまで展開し、2027年にはこれを倍増させ、合計14ギガワットに到達させることを目指している。

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この大規模な拡張を支えるため、メタはすでに長期的な供給契約を確保している。メモリーチップではサムスン電子、フラッシュストレージではサンディスク、光ファイバー機器では住友電気工業などと複数年契約を締結したことが記されている。

市場への影響と背景

自社製チップへの投資は、NvidiaやAMDといった大手半導体メーカーへの依存度を下げ、巨額に上るコンピューティングコストを抑制するための戦略的な動きだ。最新のGPUを大規模に導入することは「大きな負担であり、時間がかかる」とメモは指摘している。

調査会社Forresterのアナリスト、マイク・グアルティエリ氏は「他社のチップに依存していては、AIの巨人にはなれない」と指摘する。メタのような「ハイパースケーラー」と呼ばれる巨大IT企業が、モデル利用の価格競争力を維持するために独自チップを開発するのは業界の大きな潮流となっている。AIの計算能力に対する需要急増は「チップフレーション」という言葉を生むほど部品価格を高騰させており、コスト管理と安定供給の確保が各社の重要課題となっている。

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