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IAG株が急落、第2四半期利益が予想未達 通期見通しも下方修正

Summary
ブリティッシュ・エアウェイズなどを傘下に持つIAGの株価が急落。ジェット燃料費の高騰を背景に第2四半期の営業利益が市場予想を下回ったほか、通期の供給座席数見通しを下方修正したことが嫌気された。
ブリティッシュ・エアウェイズの親会社であるインターナショナル・コンソリデーテッド・エアラインズ・グループ(IAG)の株価が大幅に下落した。同社が発表した第2四半期決算が市場予想を下回り、さらに通期の供給能力見通しを下方修正したことが投資家心理を圧迫した。
第2四半期決算、市場予想に届かず
IAGが発表した第2四半期の営業利益は12億6,000万ユーロとなり、アナリスト予想の約13億7,000万ユーロを大きく下回った。地政学的リスクを背景としたジェット燃料費の高騰が利益率を圧迫したことが主因。同四半期の売上高は前年同期比0.2%増の88億8,000万ユーロにとどまった。航空券価格の上昇はあったものの、供給座席数の減少や中東情勢の影響などが響いた。
2026年上半期の特別項目を除く営業利益も、前年同期の18億8,000万ユーロから17億6,000万ユーロに減少した。同社は第1四半期決算の時点で、通期の燃料費が従来想定を20億ユーロ上回る約90億ユーロに達するとの見通しを示しており、今回の決算は燃料費の逆風が想定以上に根強いことを裏付ける形となった。
通期見通しの下方修正が重荷に
Ad今回の決算発表で特に投資家からネガティブに受け止められたのは、2026年通期の供給座席数(キャパシティ)の成長率見通しを「横ばい」に修正した点だ。これにより、従来の成長目標は撤回されたことになる。
欧州の航空業界全体でジェット燃料価格は前年比で約77%上昇しており、IAGの競合であるエールフランスKLMやルフトハンザも同様の利益圧迫に直面している。決算内容と見通しの下方修正を受け、IAGの株価は一時2.6%下落し427.3ペンスで取引された。
市場への影響
同日の米国株式市場ではS&P 500種株価指数などが堅調に推移しており、IAG株の下落は市場全体のリスクオフというよりも、同社固有の要因によるものとみられる。利益の未達、見通しの下方修正、そして根強い燃料費高騰への懸念という複合的な要因が、投資家による短期的な収益期待の再評価を促している。