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ハネウェル、欧州向けに米輸出規制外の防衛製品開発を強化

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Jul 9, 20261 min read
ハネウェル、欧州向けに米輸出規制外の防衛製品開発を強化

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米航空宇宙大手ハネウェル・エアロスペースは、欧州での防衛費増大と米国の輸出規制回避の需要を受け、国際武器取引規則(ITAR)の対象外となる製品開発を拡大しています。

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米国のサプライヤーであるハネウェル・エアロスペースは、欧州における防衛費の増大を背景に、米国の技術規制を受けない製品のラインナップを拡充する方針です。ロシアのウクライナ侵攻などを背景に欧州各国の防衛需要が高まる中、米国の輸出規制が将来的な障害となることを避ける動きが広がっています。

背景:高まる「ITARフリー」需要

欧州の防衛関連企業や投資家の間では、米国の国際武器取引規則(ITAR)の対象とならない「ITARフリー」製品への需要が急速に高まっています。これは、外国製兵器に組み込まれた米国の機密部品の再輸出をワシントンが阻止する可能性への懸念が根底にあると、防衛当局者や業界幹部は指摘しています。

ロイター通信によると、ハネウェルは今月後半に英国で開催されるファンボロー国際航空ショーで、国際防衛市場向けの新たなITARフリー製品を発表する見込みです。NATO首脳会議でも数十億ドル規模の武器取引が発表されるなど、市場の関心は高まっています。

ハネウェルの欧州戦略

ハネウェル・エアロスペースのジム・キュリアCEOが6月下旬のロイター通信の取材で語ったところによると、同社はポーランドとチェコ共和国に合計1,000人の技術者を配置し、ITARフリー技術の設計に専念させています。同氏は「欧州で事業を行う上で、欧州企業のように考え、行動し、話すことが重要だ」と述べました。

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この戦略は、同社の事業構成にも変化をもたらしています。防衛事業は同社の売上の約40%を占めますが、その中で海外売上が占める割合は、2020年の約18%から昨年には約30%にまで上昇しました。同社は2024年に買収したイタリアのCivitanavi社の技術を活用し、ITARフリーの航法技術をグローバルに展開する計画です。

市場への影響と業界動向

この動きはハネウェルに限ったものではありません。カナダの航空宇宙部品メーカー、ベン・マシン・プロダクツ社のCEOは、2018年には皆無だったITARフリーの要件が、現在では業務の半分以上を占めるようになったと述べています。

地政学的緊張を背景とした欧州の防衛自主性の追求は、サプライチェーンの再編を促しています。米国の輸出規制を受けない設計・製造能力を欧州域内に持つサプライヤーが、今後の市場で競争優位性を獲得する可能性が高いとみられています。

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