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ゴールドマン・サックス、6月コアCPIは市場予想下回ると予測 7月FOMCの判断に注目

Summary
ゴールドマン・サックスは、6月の米コア消費者物価指数(CPI)が前月比0.17%上昇と、市場コンセンサスを下回るとの予測を発表した。この結果は、7月の連邦公開市場委員会(FOMC)での金利据え置き観測を後押しする可能性がある。
ゴールドマン・サックスのエコノミストは、米国で発表される6月の消費者物価指数(CPI)について、変動の大きい食品とエネルギーを除くコア指数が前月比で0.17%の上昇にとどまり、市場コンセンサスを下回るとの予測を示した。総合指数については、前月比0.11%の低下を見込んでいる。
予想の背景
ゴールドマン・サックスがコンセンサスよりも低いコア指数の伸びを予測する背景には、いくつかの要因がある。同社は、家賃や持ち家の帰属家賃における着実なディスインフレの継続や、ワールドカップ開催効果の剥落によるホテル価格の低下などを指摘している。
その他、以下の項目も物価の落ち着きに寄与するとみられている。
- エネルギー価格の下落に伴う航空燃料費の低下
- 自動車関連インフレの弱さ
市場とFRBへの影響
Ad今回のCPI統計は、米連邦準備理事会(FRB)の金融政策決定において極めて重要な判断材料となる。FRBのウォラー理事は14日の講演で、コアインフレが強い結果となれば短期的な金融引き締めもあり得るとの考えを示している。
もしゴールドマン・サックスの予測通りにCPIが市場予想を下回れば、ここ1年の傾向が続くことになる。市場では短期的な利上げ観測が後退し、同社が予測する7月の連邦公開市場委員会(FOMC)での金利据え置きシナリオの妥当性が高まる可能性がある。また、ドル相場には若干の下押し圧力となることも考えられる。
PCEデフレーターとの関連
ゴールドマン・サックスの予測は、FRBがより重視する個人消費支出(PCE)価格指数のコア部分が前月比0.24%上昇することと整合的だとしている。特に、CPIとPCEの構成ウェイトが大きく異なる「コンピューターソフトウェア・付属品」の項目が注目される。この項目は5月までの1年間で14.5%上昇したが、CPIバスケットでのウェイトが0.03%であるのに対し、PCEでは1.1%を占めており、両指数の乖離を説明する一因となっている。