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金価格、2カ月ぶり高値から反落 米利上げ観測後退後の利益確定売りに押される

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金価格は木曜日に反落した。米国のインフレ指標の鈍化を受けて連邦準備制度理事会(FRB)による利上げ観測が後退し、約2カ月ぶりの高値まで上昇した後、投資家の利益確定売りが優勢となった。
金価格は木曜日、利益確定の売りに押されて反落した。前日には、米国のインフレ鈍化を示す経済指標を受けて連邦準備制度理事会(FRB)による追加利上げ観測が後退し、約2カ月ぶりの高値水準に達していた。
Investing.comによると、米国東部時間午前9時22分(日本時間午後10時22分)時点で、金現物価格は0.4%安の1オンス=4,393.12ドル、金先物も同様に0.4%下落し、1オンス=4,451.60ドルで取引された。
利上げ観測の後退が一時的な追い風に
金価格は水曜日、米国のインフレ指標発表後に一時的に急伸した。7月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比で3.4%の上昇となり、前月の3.5%から伸びが鈍化し、市場予想と一致した。また、木曜日に発表された7月の生産者物価指数(PPI)は前月比で横ばいとなった。
これらのデータは、FRBが近く利上げに踏み切るとの市場の観測をさらに後退させた。CME FedWatchツールによると、市場が織り込む9月の利上げ確率は、CPI発表前の46%から36%に低下した。
市場の注目はジャクソンホール会議へ
Ad投資家は、今月下旬に開催されるジャクソンホール経済シンポジウムでのFRB議長の発言を注視している。今後の金融政策の方向性に関する手がかりを探るためだ。金利を生まない資産である金にとって、高金利の長期化は一般的に圧迫要因となる。
American Hartford Gold社のマックス・ベッカー社長はInvesting.comに対し、FRBが今後の政策指針(フォワードガイダンス)を減らすとの見方を示し、それが「市場の憶測を呼ぶ余地を広げる」と指摘した。「限定的なガイダンスは、金の先行きを個々の経済データに一層依存させ、価格の変動幅を両方向に拡大させる可能性がある」と述べている。
地政学リスクとドル安が下支え
一方で、中東のホルムズ海峡を巡る地政学的な不透明感は続いており、原油価格を支えている。ベッカー氏は「原油はインフレ、金利、そしてFRBの政策期待という経路を通じて金に影響を与えている」と分析する。
また、ドル指数が小幅に下落していることも金価格の下落を一部緩和した。ドル安は、ドル建てで取引される金の海外の買い手にとっての割安感につながるため、価格の支援材料となる。中国人民銀行をはじめとする各国中央銀行による継続的な金購入も、引き続き需要を下支えしていると考えられている。