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フィッチ、アングロ・アメリカンの見通しを「安定的」に引き上げ-レバレッジ低下を評価

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Sep 9, 20261 min read
フィッチ、アングロ・アメリカンの見通しを「安定的」に引き上げ-レバレッジ低下を評価
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格付け会社フィッチ・レーティングスは、資源大手アングロ・アメリカン(LSE: AAL)の長期発行体デフォルト格付け(IDR)を「BBB+」で据え置くとともに、格付け見通しを「ネガティブ」から「安定的」に引き上げたと発表した。好調な事業運営と想定を上回る銅価格を背景とした、財務レバレッジの低下見込みを反映した動きとなる。

格付け見通し引き上げの背景

今回の見通し引き上げの主な要因は、アングロ・アメリカンの財務体質の改善期待にある。フィッチは、同社のEBITDA純レバレッジ比率が2026年から2029年にかけて1.2倍を下回る水準で推移すると予測。これにより、同社の資本配分における柔軟性が高まると指摘している。

この見通しは、銅価格の高騰や貴金属の副産物クレジットに支えられた、同社と合併予定のテック・リソーシズの2026年上半期の好調な業績も根拠となっている。

事業再編とテックとの合併

アングロ・アメリカンは現在、事業ポートフォリオの簡素化を積極的に進めている。フィッチによると、石炭資産やダイヤモンド大手デビアス株の売却は順調に進展しているという。

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  • 資産売却: 2025年にはジェリンバー炭鉱やバルテラ・プラチナム社の株式売却を含め、合計34億ドルの資産を処分。2026年5月には、製鉄用石炭資産を最大38億7500万ドルで売却する契約を発表した。
  • テックとの合併: カナダのテック・リソーシズとの合併は、2027年第1四半期末までの完了を目指しており、現在は中国の独占禁止法当局の承認を待つ段階にある。合併により、アングロ・アメリカンの銅生産量は約45万トン増加し、合計で120万トンに達する見込み。

財務予測と市場への影響

フィッチは、合併後の新会社の2026年プロフォーマEBITDA(利払い・税・償却前利益)を115億ドルと予測しており、その約75%を銅事業が占めると見ている。銅はエネルギー転換に不可欠な金属であり、同社の収益基盤の安定性に寄与すると考えられる。

フィッチはまた、同社が保守的な財務規律を維持し、2027年から2029年にかけて年間20億ドルの通常配当に加え、合併完了前に45億ドルの特別配当を実施すると想定している。格付け見通しの改善は、同社の信用力に対する市場の信頼を高め、将来的な資金調達コストの低減につながる可能性がある。

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