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フェルミ・アメリカ株が急落、転換社債発行による希薄化を懸念

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Jul 10, 20261 min read
フェルミ・アメリカ株が急落、転換社債発行による希薄化を懸念
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フェルミ・アメリカ(FRMI)の株価は7月10日の時間前取引で14.6%急落した。同社が9日遅くに発表した、当初計画を上回る規模の転換社債発行が、株式の希薄化と財務状況への懸念を招き、時間外取引から売りが続いている。

転換社債発行の詳細

発表によると、フェルミは適格機関投資家向けに、2031年満期の転換社債型新株予約権付社債を総額3億7500万ドルで発行する。利率は年5.00%に設定された。当初の転換価格は1株あたり約9.52ドルとなっている。

さらに、当初購入者は最大5625万ドルの追加オプションを保有しており、発行総額は最大で4億3125万ドルに達する可能性がある。この大規模な潜在的希薄化が、同社のキャッシュバーン(資金燃焼)に敏感になっている既存株主の売りを誘った。

根強い財務への懸念

今回の資金調達は、テキサス州アマリロで計画中のギガワット級AIデータセンター「プロジェクト・マタドール」の推進に充てられる。しかし、投資家は同社の資本投下のペースとコストに対する懸念を強めている。

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フェルミは2026年第1四半期に、アナリスト予想に反して売上高ゼロを計上し、約1億8900万ドルの純損失を報告。この業績不振を受け、ここ数ヶ月で複数の調査会社が同社の投資判断を引き下げていた。今回の社債発行は、こうした財務状況への不安を再燃させる形となった。

市場の反応と見通し

この日の米国市場ではS&P 500種株価指数が上昇し、ハイテク株の多いナスダック総合指数は1.3%高と堅調に推移している。このことから、フェルミ株への売り圧力は市場全体のマクロ的な要因ではなく、同社固有の問題であることが示唆される。

AIインフラ分野への投資家の関心は依然として高く、バークレイズはハイパースケーラーのAI関連支出が2028年までに1兆ドルを超えると予測している。しかし、フェルミは実行リスクが嫌気され、この追い風から切り離されている状況だ。新たな希薄化リスク、継続的なキャッシュバーン、そして52週高値(36.99ドル)を大幅に下回る株価水準といった複合的な悪材料が、投資家の不安心理を増幅させている。社債発行は7月14日に完了する予定だが、それまでの不透明感を嫌気した売りが続いている。

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