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FAA、新航空管制システム導入で航空各社と協議 運航遅延の削減目指す

米連邦航空局(FAA)のブライアン・ベッドフォード長官は10日、アメリカン航空、ユナイテッド航空、デルタ航空、サウスウエスト航空など米主要航空会社の最高経営責任者(CEO)らと会談し、運航管理を改善するための新たな飛行計画システムの導入について協議した。ロイター通信が報じた。
新システム「SMART」の導入
FAAは、高度なソフトウェアを活用して運航スケジュールの見直しを図る新システム「SMART」の導入を今月から開始する計画だ。このシステムは予測分析を用いるもので、当初は悪天候で欠航となった便のスケジュールをより効果的に再調整するために利用される。
将来的には、航空機が出発する前に飛行計画や航路を戦略的に調整するなど、他の業務への活用も検討されている。ベッドフォード長官は8月下旬、記者団に対し「(このシステムは)革命的になるだろう。より良い意思決定ツールがあれば、はるかに優れた判断ができるようになる」と述べている。
契約の背景と課題
FAAは今年6月、Air Space Intelligence社との間で、12年間で8億7500万ドルに上る契約を締結した。「SMART(Strategic Management of Airspace, Routes, and Trajectories)」と名付けられたこのシステムは、航空会社のスケジュール、天候、空港の処理能力、空域の状況といったデータを分析し、航空交通の流れを予測して潜在的な問題を未然に防ぐことを目的としている。
AdFAAは需要の増加、滑走路の工事、悪天候、航空管制官の不足といった問題に直面し、長年混雑緩和に取り組んできた。対策として、4月にはシカゴ・オヘア国際空港で2027年10月まで1日300便の削減を命じ、6月にはニューアーク空港などニューヨーク周辺の空港でも減便措置を延長している。
業界の期待と今後の投資
今回の会談を主催した航空業界団体「Airlines for America」は、SMARTの導入を称賛し、「全米の遅延や欠航を減らすことで、米国の旅行者に直接的なプラスの効果をもたらすだろう」との見解を示した。ユナイテッド航空のスコット・カービーCEOも「天候不順の際に遅延や欠航を大幅に削減できる可能性がある」と期待を寄せている。
ベッドフォード長官は来週、下院歳出小委員会で125億ドル規模の航空管制システム近代化計画の進捗について証言する予定だ。FAAはさらなる改善のために、追加で100億ドルの予算を求めている。