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ユーロ圏国債利回り、高水準で推移 原油高と中銀会合控え様子見

ユーロ圏の国債利回りは14日午前、数週間にわたる債券売りを経て、数年ぶりの高値圏でほぼ横ばいで推移した。中東でのエネルギー危機が深刻化する中、市場は今週予定されている主要中央銀行の一連の金融政策決定を前に、警戒感を強めている。
主要中銀の政策決定を注視
今週は、米国、日本、英国の中央銀行が相次いで金融政策会合を開く。市場では、米連邦準備制度理事会(FRB)が15〜16日の会合で0.25ポイントの利上げを決定する確率を86%織り込んでいる。先週の米消費者物価指数の発表後、米10年債利回りが一時5%を突破したことを受け、12月の追加利上げ観測も強まっている。
日本銀行も今週、世界的なインフレ圧力への対応として、政策金利を25ベーシスポイント引き上げ1.25%にすることが広く予想されている。欧州中央銀行(ECB)が先週利上げに踏み切ったこともあり、投資家は各国中銀の動向を固唾をのんで見守っている。
原油高がインフレ懸念を再燃
エネルギー市場では、中東情勢の緊迫化を背景に原油価格が急騰し、インフレへの懸念が再燃している。ブレント原油先物は月曜、さらに3%上昇し、1バレル112ドル近辺で取引された。
Adこの背景には、サウジアラビアの石油パイプラインを含むインフラへの新たな軍事攻撃や、紅海の輸送ルートを脅かすイエメンのフーシ派の活動活発化がある。さらに、ホルムズ海峡の通航に関するイランと湾岸アラブ諸国の外交会合が延期されたことも、供給不安を煽っている。
各国の利回り動向
指標となるドイツ10年物国債利回りは3.511%で変わらず、2011年以来の高水準を維持した。金融政策に敏感なドイツ2年債利回りも3.197%と、2023年10月以来の高値圏で横ばいとなっている。
その他の国では、イタリアの10年物BTP利回りが4.38%近辺、フランスの10年物OAT利回りが4.45%近辺で推移した。フランスの長期30年債利回りは、同国の構造的な財政赤字拡大への懸念から、2003年以来の最高水準近くにとどまっている。