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ユーロ圏国債利回り、週間では急上昇-原油高でインフレ懸念

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ユーロ圏の国債利回りは17日、週末を前にした安全資産への逃避買いから小幅に低下した。しかし、中東情勢の緊迫化を背景とした原油価格の急騰がインフレ懸念を再燃させたことで、週間を通じては利回りが大幅に上昇する展開となった。
原油高が債券市場を圧迫
今週の債券市場は、中東における米国とイラン間の軍事的緊張が地域の輸送ルートを混乱させ、原油先物価格を押し上げたことが主な変動要因となった。供給サイドからのエネルギー価格上昇ショックが、最近のディスインフレの勢いを削ぎ、欧州中央銀行(ECB)がより積極的な金融引き締めを迫られるとの懸念から、週初から国債の広範な売りが進んだ。
特に週半ばには、政策金利の動向に敏感な短期債が売りの中心となった。
- ユーロ圏の金利動向の指標とされるドイツ2年債利回りは、水曜日に一時2.799%と2024年以来の高水準を記録。金曜日には2.74%までやや低下した。
- ベンチマークであるドイツ10年債利回りも週前半に数カ月ぶりの高水準に迫り、金曜日には3.13%近辺で推移した。
Ad市場の焦点は来週のECB政策会合へ
利回り曲線(イールドカーブ)全体が上方にシフトしたことは、エネルギー価格の高止まりと世界的な供給引き締めを背景に、長期的なインフレ期待が高まり、投資家がより高いタームプレミアムを要求していることを示唆している。
市場参加者の注目は、来週に予定されているECBの政策理事会に移っている。過去1カ月でエネルギーコストが20%も急騰したことで、政策の先行きに大きな不確実性が生じた。債券市場では秋の追加利上げの可能性が急速に織り込まれており、ECBが供給サイドの物価圧力への対応と、減速する域内経済のどちらを優先するのか、会合後の記者会見が注目される。