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エンブリッジ、米テキサス州で新天然ガスパイプライン計画の需要調査を開始

Summary
北米のエネルギーインフラ大手エンブリッジは、パーミアン盆地からの天然ガスを輸送する新パイプライン計画を発表した。西テキサスやメキシコなどでの需要増に対応するもので、初期輸送能力は日量最大20億立方フィートを見込む。
北米のエネルギーインフラ大手エンブリッジは、テキサス州西部における新たな天然ガスパイプライン「ウエスト・テキサス・エクスプレス」計画について、法的拘束力のない需要調査(ノンバインディング・オープンシーズン)を開始したと発表した。
計画の概要
このプロジェクトは、米国最大の石油生産地であるパーミアン盆地のワハ地区から、テキサス州エルパソ周辺の市場へ天然ガスを西向きに輸送することを目的としている。エンブリッジによると、このパイプラインは西テキサスに加え、メキシコ、ニューメキシコ州、アリゾナ州の市場にもガスを供給する。
計画の詳細は以下の通り。
- パイプラインの延長: 150マイル(約241キロメートル)以上
- 初期輸送能力: 日量最大20億立方フィート
Ad市場背景と意義
パーミアン盆地は、原油生産に伴って産出される随伴ガスも豊富で、ペンシルベニア州などを中心とするマーセラス・ユティカ頁岩層に次ぐ、米国第2位のガス生産地となっている。米エネルギー情報局(EIA)のデータによると、同地域におけるガス・石油比率(原油1バレル当たりのガス産出量)は過去5年間で着実に上昇しており、2021年の約3,600立方フィートから16%増加し、平均で約4,200立方フィートに達している。
エンブリッジは、今回の新パイプライン計画が、西テキサス地域における発電施設、公益事業者、データセンターを含む産業顧客からのガス需要の増加に対応するものだと説明している。米国で消費される天然ガスの約20%を輸送する同社にとって、このプロジェクトはパーミアン盆地における生産拡大を収益機会に変えるための重要な一手となる。
今回の需要調査は、大規模な資本投下を決定する前に、潜在的な顧客からの商業的関心度を測るための初期段階である。市場関係者は、このプロジェクトが地域のガス供給網のボトルネックを解消し、需要地への安定供給を確保する上で果たす役割を注視している。