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8月の新興国市場への資金流入は113億ドルに鈍化、米金利上昇下で債券需要が下支え

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Sep 11, 20261 min read
8月の新興国市場への資金流入は113億ドルに鈍化、米金利上昇下で債券需要が下支え
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国際金融協会(IIF)が発表したデータによると、8月の新興国市場への海外からの資金流入額は113億ドルとなり、2カ月連続の流入超を記録した。米国の長期金利が上昇する中でも、債券への根強い需要が全体の流入を支える形となった。

8月の資金動向

8月の純流入額113億ドルは、7月の改定値である249億ドルや、前年同月の359億ドルからは減速した。内訳を見ると、流入の大部分は債券投資によるもので、株式への関心は依然として低いままであることが示された。

  • 債券ポートフォリオ: 112億ドルの純流入
  • 株式ポートフォリオ: 1億ドルの純流入と、ほぼ横ばい

IIFによると、8月は新たなソブリン債の発行がなかったにもかかわらず、債券への力強い資金流入が続いた。

米金利上昇でも衰えぬ投資妙味

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8月には米30年国債利回りが約20年ぶりの高水準に達するなど、通常であれば新興国市場からの資金流出を招きかねない市場環境にあった。しかし、今回のデータはこの通説に反する結果となった。

IIFのシニアエコノミスト、ジョナサン・フォーチュン氏は、「このような状況下で流入が続いたことは、投資家が世界的な低金利環境を当てにするのではなく、新興国市場そのものの価値に基づいて資金を配分していることを示唆している」と分析している。新興国資産が独自の魅力で投資家を引きつけている可能性を示している。

年初来の動向

年初来で見ると、新興国市場への資金流入は債券と株式で明暗が分かれている。年初から8月までの累計で、債券には2,435億ドルの資金が流入した(前年同期は2,120億ドル)。

一方、同期間の株式からは875億ドルの資金が流出しており、前年同期の74億ドルの流出から大幅に拡大している。米国の金融政策を巡る不透明感が続く中、投資家は相対的に安全と見なされる債券を選好する傾向が続いている。

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