Story
コインベース株が時間外で急落、第2四半期決算が予想を大幅に下回る

Summary
暗号資産取引大手コインベースが発表した2026年第2四半期決算は、売上高と1株当たり利益が共に市場予想に届かず、株価は時間外取引で大幅に下落した。
暗号資産(仮想通貨)取引所大手のコインベースが発表した2026年第2四半期決算が、売上高と利益の両方でアナリスト予想を大幅に下回ったことを受け、同社の株価は時間外取引で6.9%急落した。投資家は短期的な収益力について再評価を迫られている。
予想を大幅に下回る第2四半期決算
同社の報告によると、2026年第2四半期の業績は以下の通りとなった。
- 1株当たり損失: 1.36ドル(市場コンセンサスを約1.35ドル下回る)
- 総売上高: 12億ドル(市場予想の13.3億ドル~13.5億ドルに届かず)
今回の赤字計上は3四半期連続となる。売上高の未達は、暗号資産市場の低迷が取引高を圧迫したことが主因だ。
取引収益の減少が響く
Ad収益悪化の背景には、中核事業である取引手数料収入の不振がある。同収益は前年同期比で21%減の5億9900万ドルに落ち込んだ。これは、同四半期中にビットコインが約14%、イーサリアムが約25%下落し、市場全体の取引が停滞したことを反映している。
一方で、サブスクリプションおよびサービス部門の収益は堅調さを示し、現在では純収益の48%を占めるまでに成長した。また、同社は通期の調整後経費見通しを42億ドル~44.5億ドルに絞り込み、第2四半期末時点での現金及び現金同等物は86億ドルと潤沢な手元資金を維持している。
市場環境と投資家心理
今回の決算発表に先立ち、競合のロビンフッドも前日に暗号資産取引収益が前年同期比で38%減少したと報告しており、第2四半期の不振がセクター全体に共通する課題であることが示唆されていた。
マクロ経済環境もリスク資産には厳しい状況が続く。米連邦準備制度理事会(FRB)は金利を据え置いたものの、30年物米国債利回りが5.2%を超えるなど、債券市場の反応は投資家のリスク回避姿勢を強めている。大幅な収益の未達と厳しい市場環境という複合的な要因が嫌気され、株価は時間外取引で大きく売られた。