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ブルックス・マクドナルド株が急伸、運用資産が純増に転換

Summary
ロンドン上場の資産運用会社ブルックス・マクドナルドが、2026年度の運用資産(FUMA)が純増に転じたと発表したことを受け、株価が大幅に上昇した。近年の資金純流出から好転したことが好感された。
ロンドン証券取引所に上場する資産運用会社ブルックス・マクドナルド(Brooks Macdonald)の株価は、同社が発表した2026年度第4四半期および通期の運用・助言資産(FUMA)速報値が好感され、2.9%上昇し1364ペンスで取引された。近年続いていた資金流出から純流入へと劇的に転換したことが、投資家心理を押し上げた。
運用資産が純増に転換
発表によると、2026年度通期の資金フローは2億2600万ポンドの純流入となり、前年度の3億9600万ポンドの純流出から大きく改善した。特に、最終四半期である第4四半期が回復を牽引した。
- 2026年度通期: 2億2600万ポンドの純流入
- 2025年度通期: 3億9600万ポンドの純流出
- 2026年度第4四半期: 1億6700万ポンドの純流入
- 2025年度第4四半期: 500万ポンドの純流出
この結果は、同社が数年にわたる逆風から脱し、成長軌道に戻りつつあることを示唆している。
市場の反応とアナリストの見方
Adこの日の株価上昇は、FTSE 100指数が狭いレンジで推移する中、市場全体の地合いではなく、完全に同社固有の好材料によるものだった。同業他社が同様の発表を行わなかったことも、同社の株価の独立した動きを際立たせた。
今回の発表に先立ち、Berenbergのアナリストは、ブルックス・マクドナルドの株価が同業他社に比べて著しく割安であると指摘していた。アナリストは2026年度を「転換点」と位置づけ、収益と営業利益率が成長に回帰すると予想しており、今回のデータはその見方を裏付ける形となった。
今後の見通し
株価は一時1405ペンスまで上昇したものの、依然として52週高値の1880ペンスを大幅に下回っている。これは、市場が9月に予定されている通期決算の発表を前に、今後の「実行リスク」をある程度織り込んでいる可能性を示唆している。今回の資金フローの好転が、持続的な収益成長に繋がるかどうかが今後の焦点となる。