Story
バークシャー・ハサウェイ、第2四半期にアルファベット株を買い増し 金融株は一部売却

Summary
ウォーレン・バフェット氏率いるバークシャー・ハサウェイの最新のポートフォリオが公開され、第2四半期にアルファベットへの投資を大幅に拡大した一方、バンク・オブ・アメリカなど金融セクターの保有を減らしたことが明らかになった。
ウォーレン・バフェット氏が率いる投資会社バークシャー・ハサウェイが米証券取引委員会(SEC)に提出した最新の四半期保有報告書(フォーム13F)によると、同社は2026年第2四半期にアルファベット(GOOGL)の保有を大幅に拡大し、テクノロジー大手への強い信頼を示しました。一方で、金融セクターへのエクスポージャーを体系的に縮小する動きを見せました。
ポートフォリオの主な変更点
報告書によれば、バークシャーはアルファベット株を数千万株買い増し、クラスC株の保有高を2700万株超、クラスA株を約7900万株にまで引き上げました。また、マクロ経済の不透明感が続く中でも住宅セクターへの自信を示し、住宅建設大手のレナー(LEN)の保有を拡大したほか、同業のD.R.ホートン(DHI)の株式を新たに取得しました。
対照的に、金融セクターでは保有株の削減が目立ちました。
- バンク・オブ・アメリカ(BAC): 保有株を3000万株以上売却。
- その他金融株: キャピタル・ワン・フィナンシャル(COF)やアライ・フィナンシャル(Ally Financial)の持ち分も削減。
- 完全売却: 飲料メーカーのコンステレーション・ブランズ(STZ)の保有株は全て手放しました。
投資戦略のシフトと背景
Ad今回のポートフォリオ調整は、金融サービスからテクノロジー、そして景気循環株や消費者向け銘柄へと軸足を移す、計算された戦略的シフトを反映しています。デルタ航空(DAL)の株式を約1750万株、百貨店のメイシーズ(M)を400万株以上買い増したことも、この動きを裏付けています。
こうした動きは、バークシャーが好調な第2四半期決算を発表した後に行われました。同社の営業利益は、エネルギー、製造、鉄道部門の好調に支えられ、16%増の129.8億ドルに達しました。また、グレッグ・アベル新CEOの指揮下で、潤沢な手元資金を活用し、同四半期に約45億ドルの自社株買いを積極的に実施したことも注目されます。
変わらぬ主力銘柄
これらの戦略的な再編にもかかわらず、バークシャーのポートフォリオの中核をなす主力銘柄に変動はありませんでした。アップル(AAPL)、アメリカン・エキスプレス(AXP)、コカ・コーラ(KO)といった巨大なアンカーポジションは維持されています。
同様に、オクシデンタル・ペトロリアム(OXY)やシェブロン(CVX)といったエネルギー関連の主要な持ち分も変更されておらず、今回の調整がポートフォリオの全面的な見直しではなく、的を絞った機会追求とリスク管理の一環であることを示唆しています。