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ベンチマーク、AI需要を追い風にシノプシスとケイデンスを「買い」でカバレッジ開始

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Jul 16, 20261 min read
ベンチマーク、AI需要を追い風にシノプシスとケイデンスを「買い」でカバレッジ開始

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米証券会社ベンチマークは、AIによる半導体設計の複雑化がEDAソフトウェア市場を牽引するとして、シノプシスとケイデンス・デザイン・システムズのカバレッジを「買い」推奨で開始した。

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米証券会社のベンチマークは、電子設計自動化(EDA)ソフトウェア市場のリーダーであるシノプシス(Synopsys)とケイデンス・デザイン・システムズ(Cadence Design Systems)のカバレッジを、それぞれ「買い」のレーティングで開始した。人工知能(AI)がもたらす半導体設計の複雑化と、強靭な業界ファンダメンタルズが長期的な需要を支えるとの見方を示している。

AIが牽引するEDA市場への期待

ベンチマークは、EDA業界がシノプシスとケイデンスによる複占市場であり、高い参入障壁と強力な価格決定力を持つと指摘。AIの進化に伴いチップやシステムの設計がより複雑になることで、EDAツールへの需要が拡大し続けると分析している。

この構造的な追い風は、両社にとって安定した成長基盤となる。半導体メーカーやシステム企業が開発競争で優位に立つためには、高性能なEDAソフトウェアへの投資が不可欠であり、この傾向は今後も続くとみられている。

個別銘柄の評価

ベンチマークは両社に強気の見通しを示し、具体的な目標株価と業績予測を提示した。

シノプシス (Synopsys)

ベンチマークはシノプシスの目標株価を570ドルに設定。AIを活用した設計ツール、シミュレーションソフトウェア、知的財産(IP)製品群が顧客の生産性向上ニーズに応え、成長を加速させると予想している。

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  • 成長要因: Ansys買収によるシナジー効果、新たなIP製品、エージェント型AIからの収益加速を期待。
  • 2026年度業績予測: 売上高96億6000万ドル、非GAAPベースの1株当たり利益(EPS)14.76ドル、営業利益率41%を見込む。
  • その他: Ansysとの統合による年間売上シナジーは最終的に10億ドルに達する可能性があるとしている。

ケイデンス・デザイン・システムズ (Cadence)

ケイデンスについては、目標株価を450ドルとした。優れた事業遂行能力、幅広い製品ポートフォリオ、AI対応設計ソフトウェアにおける優位性から、EDA分野で「より選好される銘柄」と評価している。

  • 成長要因: ハードウェア検証、半導体IP、シミュレーションツール分野での継続的な勢いを予想。ハイパースケーラーやシステム企業によるカスタムチップ開発の拡大も追い風となる。
  • 2026年度業績予測: 売上高成長率16.6%、非GAAPベースの営業利益率44%、EPS 7.90ドルを予測。
  • その他: 今月下旬に予定されている第2四半期決算発表時に、通期見通しを引き上げる可能性があるとみている。

市場への示唆

ベンチマークによる今回のカバレッジ開始は、AIブームの恩恵が半導体製造装置やチップメーカーだけでなく、設計を支えるソフトウェア企業にも及ぶことを改めて浮き彫りにした。EDAはAI半導体の性能を左右する「縁の下の力持ち」であり、投資家にとって長期的な成長が見込める分野として注目される。両社が今後、業績見通しを引き上げるかどうかが短期的な焦点となりそうだ。

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