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アストラゼネカ、中国Dizal社の肺がん治療薬の権利を6億ドルで獲得

Summary
英製薬大手アストラゼネカは、中国のDizal Pharmaceutical社が開発した肺がん治療薬「Sunvozertinib」の全世界における権利を、契約一時金6億ドルで獲得した。マイルストーン支払いを含めると、契約総額は最大15億ドルに達する可能性がある。
英製薬大手アストラゼネカは、中国のDizal Pharmaceutical社に対し、肺がん治療薬「Sunvozertinib」の全世界における開発・商業化の権利を獲得するため、契約一時金として6億ドルを支払うことで合意した。この取引は、Dizal社が上海証券取引所に提出した届出によって明らかになった。
契約の詳細
本契約に基づき、アストラゼネカは契約一時金6億ドルを支払う。さらに、今後の臨床開発や販売目標の達成に応じて、最大で9億ドルのマイルストーン支払いが発生する可能性がある。これにより、契約の潜在的な総額は15億ドルに達する。
この契約により、アストラゼネカはSunvozertinib(別名:Zegfrovy)のグローバルな開発および商業化の独占的権利を得ることになる。これは、同社の腫瘍学領域、特に肺がん治療薬のパイプラインを強化する戦略的な動きと見られる。
対象となる治療薬と臨床データ
AdSunvozertinibは、米国および中国で成人の局所進行性または転移性の非小細胞肺がん(NSCLC)治療薬としてすでに承認されている経口薬。米国がん協会によると、非小細胞肺がんは全肺がんの約77%を占める。
後期多国籍臨床試験では、324人の患者を対象に有効性が評価された。その結果、Sunvozertinibを投与された患者群の無増悪生存期間(中央値)は10.3ヶ月であったのに対し、化学療法を受けた患者群では7.5ヶ月であり、統計的に有意な改善が示された。
今後の展望
アストラゼネカのオンコロジー・血液学ビジネスユニット担当エグゼクティブ・バイスプレジデントであるデイブ・フレドリクソン氏は声明で、「今回の契約により、我々は選択肢の限られた世界中の患者に、差別化された経口標的治療薬を届けることができる」と述べた。この買収は、アンメット・メディカル・ニーズ(未だ満たされていない医療ニーズ)が高い分野での治療選択肢を拡大するという同社のコミットメントを反映している。