Story
アラビカ種コーヒー、10週間ぶり安値 ブラジルの天候と輸出増が重し

Summary
ICEアラビカ種コーヒー先物は、世界最大の生産国であるブラジルでの天候改善と輸出増加を背景に、10週間ぶりの安値水準に下落した。供給増加への期待が市場の重しとなっている。
Text size
Background
ICE(インターコンチネンタル取引所)で取引されるアラビカ種コーヒー先物が、世界最大の生産国ブラジルにおける供給見通しの改善を受け、10週間ぶりの安値を付けた。ブラジルの好天と輸出量の増加が、価格への下押し圧力となっている。
供給増加への期待が価格を圧迫
水曜日の取引で、アラビカ種コーヒー先物は1ポンドあたり2.8170ドルへと0.7%下落した。月曜日には一時2.8120ドルまで下げ、10週間ぶりの安値を記録している。
市場関係者によると、取引所の在庫は依然として低い水準にあるものの、ブラジルからの力強い輸出報告と2027年産コーヒー豆の生育に好都合な天候が市場の重しとなっている。ブローカーのADMISは、これらの要因が価格を圧迫していると指摘した。
Ad輸出急増と記録的な低在庫
データによると、ブラジルは9月前半の2週間で、グリーンコーヒー(生豆)を1日平均約13,500トン輸出した。これは前期比で51.5%の増加となる。
一方で、ICEが認定するアラビカ種の在庫は現在217,646袋となっており、データによれば27年ぶりの低水準にある。市場は、現在の在庫の逼迫と将来の供給増加見通しとの間で綱引き状態にあると言える。なお、同日にはロブスタ種コーヒーも1トンあたり3,418ドルへと1.8%下落し、粗糖先物も2週間ぶりの安値を付けた。