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ベラ・セラピューティクス株が急騰、IgA腎症治療薬の第3相試験で良好な結果

バイオ医薬品企業のベラ・セラピューティクス(Vera Therapeutics)の株価が15日の時間外取引で14.0%急騰した。同社が開発中の原発性IgA腎症(IgAN)治療薬「TRUTAKNA」(atacicept-vymj)の第3相臨床試験(ORIGIN 3)において、良好な最終有効性分析結果が得られたと発表したことが好感された。
第3相臨床試験で主要評価項目を達成
同社によると、ORIGIN 3試験は病状進行リスクのある成人の原発性IgA腎症患者428人を対象とした2年間のプラセボ対照試験。TRUTAKNAは事前に規定された全ての評価項目を達成した。
特に重要な腎機能に関する結果では、ベースラインからの推算糸球体濾過量(eGFR)の平均変化量が、TRUTAKNA投与群で-0.1であったのに対し、プラセボ群では-5.7と、統計的に極めて有意な差が示された。これは、同薬が2年間の投与期間を通じて腎機能を効果的に維持したことを示唆するものである。
FDAへの完全承認申請へ
今回のデータは、2026年7月にTRUTAKNAが米食品医薬品局(FDA)から得た迅速承認の際に付帯された、有効性を確認するための要件を満たすものとなる。
Ad全ての評価項目を達成したことを受け、ベラ・セラピューティクスは2026年第4四半期にFDAへ生物学的製剤承認一部変更申請(sBLA)を提出する計画を明らかにした。これにより、2027年中の完全承認取得に道筋がついた形だ。同社はSEC(米証券取引委員会)にも臨時報告書(Form 8-K)を提出し、この重要情報を正式に開示した。
市場への影響
この日の市場環境は、米連邦公開市場委員会(FOMC)を前に投資家が警戒感を強める中、S&P 500種株価指数が0.2%、ナスダック総合指数が0.1%それぞれ下落するなど、リスク資産には厳しい地合いだった。そうした中で、ベラ・セラピューティクスの株価上昇は、企業固有の材料がいかに強力であるかを示している。
2年間にわたる明確な有効性データ、具体的な薬事申請のタイムライン、そしてIgAN市場初のBAFF/APRIL二重阻害薬という先行者としての地位が組み合わさり、投資家による同社株の再評価を促す強力な材料となった。