Story

米国農務省、サイクロスポーラ研究を縮小か 食中毒拡大のなか=ポリティコ報道

ENTHMSVIIDZHZH-TWJAKOHI
Aug 30, 20261 min read
米国農務省、サイクロスポーラ研究を縮小か 食中毒拡大のなか=ポリティコ報道

Summary

ポリティコの報道によると、米国でサイクロスポーラによる食中毒が拡大する中、米国農務省(USDA)は関連研究プロジェクトを縮小する。資金削減と組織再編が背景にあり、研究体制の弱体化が懸念されている。

Text size
Background

ポリティコが報じたところによると、トランプ政権下の米国農務省(USDA)は、今夏に米国で大規模な食中毒を引き起こしている寄生虫「サイクロスポーラ」に関する研究プロジェクト3件のうち2件を打ち切る方針だ。資金削減と組織再編が背景にあるとされている。

プロジェクト打ち切りと研究体制への影響

ポリティコが関係者や内部文書を引用して報じた内容によると、打ち切られる2つのプロジェクトは今年初めに議会によって予算が削減された。残る1つのプロジェクトは、USDAの広範な組織再編の一環として、この秋にメリーランド州からアイオワ州へ移転される予定だという。

しかし、このプロジェクトに従事する科学者全員がアイオワ州への移転を拒否していると伝えられている。さらに、サイクロスポーラを含む食中毒寄生虫を研究する他の科学者たちも、移転や他プロジェクトへの再配置を避けるため、退職やUSDA農業研究サービス(ARS)からの離職を選択していると報じられている。

大規模な食中毒発生のさなかで

この動きは、米国が近年で最大級の食中毒に見舞われる中で進められている。米国疾病予防管理センター(CDC)が報告したデータによると、サイクロスポーラ症の確定症例は、48州とコロンビア特別区で17,000件以上記録されている。

Sample IUX Markets – In-articleAd

CDCはさらに、11,844件の追加症例についてさらなる調査と分析が必要な可能性があるとしており、感染拡大の全容解明が急がれている。

農務省の見解と市場への影響

ポリティコの取材に対し、USDAの広報担当者は「研究が中断された事実はなく、今後も中断なく継続される」と述べ、資金削減の責任は議会にあると指摘した。「2026年度農業歳出法において、議会は言及された2つの研究プロジェクトに資金を割り当てなかった」と同担当者は説明している。

サイクロスポーラは主に汚染された生の農産物を通じて感染が広がるため、研究体制の縮小は将来の食中毒発生源の特定や予防策の確立を遅らせる可能性がある。これは、食品生産者や流通業者にとって、リコールやブランドイメージの毀損といった事業リスクの増大につながる恐れがあり、関連セクターへの投資家心理に影響を与える可能性も否定できない。

Back to latest news

LATEST