Story
米株価指数先物、反発後に小反落 原油・金利低下を受けた買い一巡か

Summary
前日の米株式市場は原油価格と長期金利の低下を好感して大幅反発したが、その後の時間外取引で主要株価指数先物は小幅に下落。FRBの利上げ後の市場の動きが注目される。
米連邦準備制度理事会(FRB)による利上げ決定後、原油価格と国債利回りの低下を背景に前日のウォール街が大幅に反発したことを受け、米国株価指数先物は木曜夜の時間外取引で小幅に下落した。
原油・金利低下でウォール街は大幅反発
木曜の米国株式市場は、FRBの利上げ発表を前に3営業日続落していた後、大幅に反発した。S&P500種株価指数は1.1%高、ダウ工業株30種平均は0.6%高で取引を終えた。特に、週前半に下落が目立っていたハイテク株や半導体関連株が買い戻され、ナスダック総合指数は1.7%高と上昇を主導した。
この反発の主な要因は、原油価格と長期金利の低下にある。市場参加者はこれをリスク資産にとって好材料と捉えた。
市場の注目点
FRBの利上げと金利の動き
FRBは3年ぶりとなる利上げを決定し、ウォーシュ議長はインフレが依然として高すぎるとの認識を示し、追加利上げの可能性を示唆するタカ派的な姿勢を維持した。しかし、これを受けて米10年物国債利回りは5%を下回る水準まで低下した。
Ad市場では、FRBの金融政策の方向性に関する不透明感が後退したことが、むしろ安心感につながったと解釈されている。FRBがインフレ抑制と経済安定化に向けて行動しているとの見方が強まった。
原油価格の動向
原油価格は、サウジアラビアが紅海での供給障害を一部相殺するため、オマーン経由でアジアの買い手への石油輸送を増やしているとの報道を受け下落し、週間での上昇分を打ち消した。しかし、サウジアラビアとフーシ派との戦闘は継続しており、ホルムズ海峡も依然として閉鎖されていることから、原油価格の下値は支えられている。
時間外取引の動向
大幅な上昇後、時間外取引では利益確定の動きが見られた。米東部時間19時14分(日本時間翌8時14分)時点で、主要株価指数先物は以下のように推移している。
- S&P500先物: 0.09%安
- ナスダック100先物: 0.17%安
- ダウ先物: 0.09%安