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アナリストによるAI関連5銘柄の投資判断:SpaceXに最高目標株価、サムスンは売られ過ぎとの見方も

Summary
今週のAI関連銘柄を巡るアナリストの動きでは、レイモンド・ジェームスがSpaceXに市場最高値となる目標株価を設定した一方、バーンスタインはSalesforceの格付けを引き下げた。サムスン電子の株価下落は過剰反応との見方も浮上している。
人工知能(AI)分野における主要企業の投資判断について、アナリストの見解が分かれている。米金融サービス会社のレイモンド・ジェームスはSpaceXに強気の目標株価を提示し、バンク・オブ・アメリカはAlibabaを中国における有力なAI関連銘柄と評価した。一方で、サムスン電子の株価下落は過剰反応との指摘や、SalesforceのAI製品に対する厳しい評価も聞かれた。
SpaceXとAlibabaへの強気見通し
レイモンド・ジェームスは、SpaceXの投資判断を「強い買い推奨」で開始し、目標株価を市場最高値となる800ドルに設定した。同社は、SpaceXが軌道へのアクセスを工業化し、AIと融合させることで「インターネットの出現以来、最も重要なインフラの融合」を推進していると分析。特に大型宇宙船「スターシップ」が打ち上げコストを99%以上削減する可能性を指摘し、これにより輸送、通信、製造などを含む約30兆ドル規模の巨大市場が開拓されるとの見方を示した。
バンク・オブ・アメリカは、Alibabaに対する「買い」のレーティングを再表明した。同社を「中国で最も魅力的なAI関連銘柄の一つ」と位置付け、AI主導の需要がクラウド収益の成長を牽引すると予測。6月期のクラウド収益は前年同期比で45%の成長を見込んでいる。
サムスンとShopifyへの異なる視点
Adみずほ証券の専門家であるジョーダン・クライン氏は、サムスン電子の暫定第2四半期決算を受けた株価下落は「過剰反応」であると指摘した。同氏は、売上高は予想を下回ったものの、一時的な費用を除けば営業利益は予想を大幅に上回っており、メモリー部門の営業利益率は80%を超えると推定。売上未達の要因はメモリー事業ではなく、モバイル機器やテレビにあると分析し、DRAMやNANDの価格動向は依然として力強いとの見解を示した。
一方、米金融サービス会社のスタイフェルは、Shopifyの投資判断を「買い」に引き上げ、目標株価を110ドルから150ドルに修正した。年初来の株価下落が魅力的なエントリーポイントを生み出したと評価。同社が「エージェントコマース」分野をリードし、市場シェアを拡大している点を挙げ、2026年には30%以上の収益成長が可能だと予測している。
Salesforceには慎重な評価
バーンスタインは、Salesforceの投資判断を「アウトパフォーム」から「セクターウェイト」に引き下げた。格下げの主な理由は、同社のAI製品「Agentforce」に対する顧客からのフィードバックが芳しくないことだ。顧客からは「AIを活用するには顧客データが十分に整理されていない」「製品として未完成」といった声が上がっているという。バーンスタインは、Agentforceによる持続的な成長加速が実現するかどうかは、予想よりも先のことになる可能性を指摘した。