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スペースX株が急騰、アナリスト評価・大型ミッション・防衛契約の好材料重なる

Summary
スペース・エクスプロレーション・テクノロジーズ(スペースX)の株価が急騰。モルガン・スタンレーによる強気な評価の維持、スターシップ初の軌道上ミッション発表、防衛関連事業の進展という3つの好材料が重なったことが背景。
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Background
スペース・エクスプロレーション・テクノロジーズ社(SPCX)の株価は16日午前の取引で5.6%急騰し、151.57ドルに達した。アナリストによる強気な見方、歴史的なミッションの発表、そして防衛関連契約の拡大という複数の好材料が重なり、前日終値の143.49ドルから大きく値を上げた。
複数の好材料が株価を押し上げ
この日の上昇の背景には、主に3つの要因がある。これらが同時に発生したことで、投資家の強い買い意欲を誘った。日中高値は152.03ドルをつけ、ここ数週間で最も力強い水準となったが、52週高値の225.64ドルからは依然として約33%低い水準にある。
上昇を牽引した主な要因は以下の通り。
- アナリストの強気な評価: モルガン・スタンレーのアナリスト、アダム・ジョナス氏が、同社の投資判断「オーバーウエート」と目標株価300ドルを再表明。同氏は、現在の株価評価には衛星通信サービス「スターリンク」や中核の航空宇宙事業は織り込まれているものの、エンタープライズAIや軌道上コンピューティングといった事業機会はほぼ全く反映されていないと指摘した。
- 歴史的なミッション計画: スペースXが、宇宙船「スターシップ」の14回目の試験飛行を9月22日に予定していると発表。これが同社初の本格的な軌道上ミッションとなり、次世代衛星「スターリンクV3」の初回分を展開する計画であることが、短期的な技術的・商業的マイルストーンとして投資家に好感された。
- 防衛分野での追い風: 米空軍長官が、米国が軌道上に実戦配備可能な宇宙兵器を保有していることを初めて公に認めた。これに加え、スペースXが数十億ドル規模で関与する迎撃プログラム「ゴールデン・ドーム」が、初期契約から1年足らずで飛行可能なハードウェアの段階に進んだとの報道も、同社の政府関連収益基盤の強化を裏付ける形となった。
Ad市場の反応と今後の見通し
この日の株式市場は、ナスダック総合指数が0.6%、S&P500種指数が0.2%上昇するなど、概ね堅調な地合いだったこともスペースX株の追い風となった。アナリストの確信的な見方、スターリンクV3の経済性を検証しうる軌道上ミッションの目前、そして加速する防衛分野の事業機会という要因が複合的に作用し、同社株を市場平均を大きく上回る水準へと押し上げた。
株価は依然として史上最高値からは大きく下回っているものの、今後のマイルストーンが計画通り達成されれば、さらなる回復の余地を残しているとの見方が広がっている。