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S&P、マグナの見通しを「安定的」に引き上げ キャッシュフロー改善を評価

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Jul 9, 20261 min read
S&P、マグナの見通しを「安定的」に引き上げ キャッシュフロー改善を評価
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格付け会社S&Pグローバル・レーティングは、カナダの自動車部品大手マグナ・インターナショナル(Magna International Inc.)の格付けアウトルックを「ネガティブ」から「安定的」に引き上げた。同社が発表したもので、利益率の拡大、キャッシュフロー創出、債務削減が想定を上回ったことを理由に挙げている。長期発行体格付け「A-」および無担保社債の格付け「A-」は据え置かれた。

財務指標の改善を評価

S&Pは、マグナが今後数年間にわたり、財務健全性の主要指標を維持するとの見通しを示した。具体的には、調整後EBITDA有利子負債倍率を1.5倍未満、調整後フリー・オペレーティング・キャッシュフロー(FOCF)の対有利子負債比率を30%超で維持すると予測している。

S&Pによると、同社の2026年3月31日時点の総レバレッジは1.5倍だった。今後、EBITDAが年率2%~5%で成長するにつれて、緩やかなレバレッジの低下が見込まれるとしている。

収益性向上の見通し

S&Pは、マグナの調整後EBITDAマージンが、2025年の10.2%から今後数年で約11%に拡大すると予測している。これは2023年比で170ベーシスポイントの改善に相当する。この改善の背景には以下の要因がある。

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  • 高マージン分野における有機的成長
  • オペレーショナル・エクセレンス(業務効率化)への取り組み
  • エンジニアリング費用の純減
  • リストラ関連費用の削減

また、今後数年間のFOCFは年間18億~19億ドルに達すると予測。設備投資が売上高の3.8%~4.0%で推移することなどを前提としている。これを受け、過去3年間抑制されていた自社株買いは、2028年まで年間10億~13億ドルに増加するとS&Pはみている。

背景

マグナ・インターナショナルは、北米最大、世界第3位のティア1(一次)自動車部品サプライヤー。事業ポートフォリオは電動化、自動運転、コネクティビティといった自動車業界の主要な成長分野に及んでおり、今回の格付け見通しの改善は同社の財務基盤の安定性に対する市場の信頼感を高める可能性がある。

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