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サンポ株が上昇、ゴールドマン・サックスの投資判断引き上げを好感

Summary
フィンランドの保険大手サンポの株価が9日、ゴールドマン・サックスによる投資判断の引き上げを受けて上昇した。ノルデアによる目標株価引き上げも追い風となり、これまで市場をアンダーパフォームしていた同社株への見方が改善している。
フィンランドの損害保険大手サンポ(Sampo)の株価が9日の取引で上昇し、一時1.5%高の9.57ユーロを付けた。米投資銀行ゴールドマン・サックスが、同社の投資判断を「中立」から「買い」に引き上げたことが主な要因。
ゴールドマン・サックスが格上げ
ゴールドマン・サックスは、サンポの投資判断を「買い」に引き上げると同時に、12カ月目標株価を従来の9.70ユーロから10.60ユーロに上方修正した。これは前日終値の9.44ユーロから大幅な上昇余地を示唆している。
同行は格上げの理由として、英国の自動車保険の価格設定サイクルの転換点を挙げており、これが追い風になると指摘。2027年から2029年にかけて、営業EPS(1株当たり利益)が年平均成長率(CAGR)約10%で成長し、自己資本利益率(ROE)も構造的に高まると予測している。
アナリスト評価と自社株買いが追い風
Ad今回の動きに先立ち、前日にはノルデア銀行もサンポの目標株価を10.80ユーロから10.90ユーロへ引き上げ、「買い」の推奨を維持していた。有力アナリストによる相次ぐ強気の評価が、投資家心理を改善させた形だ。
サンポ株は年初来で欧州の保険株指数を14ポイント下回るなど、軟調な推移が続いていた。背景には、北欧事業の成長懸念、英国市場の価格動向、さらには自動運転車やAIを活用した販売チャネルが自動車保険市場に与える長期的影響への警戒感があった。今回の一連の格上げは、こうした懸念を和らげる材料と受け止められている。
また、同社が現在進めている3億5000万ユーロ規模の自社株買いプログラムも、株価の下支え要因として機能している。大手金融機関による評価見直しと、継続的な自社株買いが相まって、これまで敬遠されていた同社株に買いが集まった。