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米国、イランの海上封鎖は「無期限に」継続可能=米国防長官

Summary
米国のヘグセス国防長官は、イランの港湾に対する海上封鎖を無期限に維持できるとの見解を示した。これは、紛争終結に向けた交渉を後押しするため、経済的圧力を長期的に継続する米軍の能力を示唆するものだ。
米国のピート・ヘグセス国防長官は13日、米軍はイランに対する海上封鎖を「無期限に」維持する能力を有していると述べた。この発言は、2月に始まった紛争を巡る交渉が進展しない中、米国が長期にわたり経済的圧力をかけ続けることが可能であるという見解をトランプ大統領に進言していることを示唆している。
国防長官の発言詳細
ヘグセス長官はパナマで記者団に対し、「米海軍は艦船を必要に応じてローテーションさせることで、このような封鎖を無期限に維持できる」と語った。この発言は、中東への展開経験があるミサイル駆逐艦「USSグリッドレイ」の乗組員への演説後に行われた。
この発言に先立ち、トランプ大統領は12日、自身のSNS「Truth Social」への投稿で、「米国はホルムズ海峡を完全に支配している。我々の海上封鎖は誰もが『鋼鉄の壁』と呼んでおり、イランに打つ手はない」と主張していた。
市場への影響と背景
ホルムズ海峡は、かつて世界の石油・液化天然ガス(LNG)供給量の5分の1が通過する、エネルギー市場にとって極めて重要な海上交通路だった。しかし、2月28日の米国・イスラエルによるイラン攻撃で始まった紛争後、イランは同海峡を事実上封鎖。これに対し米国は、イランの港湾を対象とする海上封鎖を開始した。
Adこの封鎖は、世界のエネルギー供給網に大きな不確実性をもたらしている。米国は、イラン以外の港に向かう船舶の航行の自由は保護するとしているが、地政学的リスクの高まりは原油価格や輸送コストに影響を与える可能性がある。
封鎖の現状
ロイター通信によると、米国は紛争開始以降、数万人の部隊と20隻以上の軍艦を中東に増派している。海上封鎖が始まって以来、米軍は以下の措置を取ったと報告されている。
- 封鎖を突破しようとした商船55隻以上の針路を変更させた。
- 3隻の船舶を航行不能にし、2隻に臨検を行った。
今週初めには、米軍の発表として、米海軍のMH-60ヘリコプターが警告を無視したパナマ船籍の船舶のエンジンルームに対し、ヘルファイアミサイル2発を発射した事案も報告されている。