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米CFPB長官代行、議会で民主党と対立 消費者保護政策巡り

Summary
トランプ政権下で消費者金融保護局(CFPB)の長官代行を務めるラッセル・ボート氏が議会証言に臨み、民主党議員から同局の弱体化を狙ったと厳しい追及を受けた。ボート氏は、規制緩和が経済的負担を軽減したと反論した。
米国の消費者金融保護局(CFPB)の長官代行を近く退任するラッセル・ボート氏が15日、下院金融サービス委員会の公聴会で証言し、民主党議員と激しく対立した。ボート氏はトランプ政権下でのCFPBの運営方針について、経済的負担を排除するのに役立ったと正当化したが、民主党側は消費者保護を後退させたと非難した。
議会証言で激しい応酬
公聴会は時折騒然となる場面もあり、民主党議員はボート氏の在任中のCFPB運営を厳しく追及した。ニューヨーク州選出のグレゴリー・ミークス議員はボート氏に対し、「あなたが去ることを嬉しく思う」と述べ、CFPB設立の法律を軽視したと非難した。
同委員会の民主党トップであるマキシン・ウォーターズ議員は、「我々の追及はまだ終わっていない」と述べ、さらなる調査の可能性を示唆した。11月の中間選挙で民主党が下院の多数派を奪還した場合、ボート氏のCFPBでの行動について正式な調査を行う権限を持つことになる。
CFPBの役割と方針転換
CFPBは2008年の金融危機後、略奪的な融資を防ぎ、金融商品を監督するために設立された。しかし、ホワイトハウスの行政管理予算局(OMB)長官も兼務するボート氏は、1年半の長官代行在任中、職員の大半の解雇を試み、規制を一括して撤回し、機関の定常業務の多くを停止させるなど、CFPBの規模を大幅に縮小する方針を推進した。
Ad一方、共和党議員はボート氏の方針を支持。CFPBが政治的な法執行を行い、自由な企業活動に負担をかけてきたと批判した。金融機関小委員会の共和党トップであるアンディ・バー議員は、CFPBの法執行活動をナチスの秘密警察になぞらえ「ゲシュタポ戦術」のようだと述べ、合法的な企業を破産させたと主張した。
規制の経済的影響
ボート氏は証言の中で、CFPBの規制措置が信用へのアクセスを減少させ、コストを増加させることで、消費者に数千億ドルの負担を強いたとするホワイトハウス経済諮問委員会の調査を引用した。しかし、消費者擁護団体や専門家は、この報告書の手法と結論に強く異議を唱えている。
ボート氏は、CFPBを「押しつけがましく」、議会の監視の及ばない組織だと表現した。トランプ大統領は先月、ボート氏の後任として、元CFPB高官で現在はキャピタル・ワン幹部のブライアン・ジョンソン氏を指名している。