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OpenAI、新モデル「GPT-5.6」搭載の「ChatGPT Work」を発表

Summary
OpenAIは、最新のフロンティアモデル「GPT-5.6」を搭載した新エージェント「ChatGPT Work」を発表した。複数のアプリケーションを横断して複雑なタスクを自律的に実行し、資料作成などを自動化することで、企業の生産性向上を目指す。
OpenAIは9日、最新のフロンティアモデル「GPT-5.6」を搭載した新エージェント「ChatGPT Work」を発表した。このツールは、複数のアプリケーションやワークフローから情報を収集し、スプレッドシート、プレゼンテーション、ドキュメントといった完成した資料を自律的に作成する能力を持つ。
複雑なタスクの自動化を実現
「ChatGPT Work」は、大規模なプロジェクトを小さなステップに分解し、人間による継続的な監督なしに数時間作業を続けることができる自律型エージェントとして設計されている。ユーザーは進捗を追跡し、指示の変更や重要なアクションの承認を行うことが可能だ。
この新機能を支えるのが、最新モデルのGPT-5.6である。同モデルは、複数ステップにわたるタスクの推論能力と、ユーザーが提供したテンプレートや参照ファイルに沿った資料作成能力に重点を置いて開発された。また、Microsoft TeamsやSlackの新規メッセージを基にドキュメントやスライドを自動更新し、チームに共有する「スケジュールタスク」機能もサポートする。
企業導入による生産性向上事例
すでに一部企業では「ChatGPT Work」の導入が進んでいる。Zapier社のエンタープライズマーケティング責任者であるアンジェラ・フェランテ氏によると、同社はこのツールを利用して毎月数千件のリードをレビューするシステムを構築。CRMや電子メールなど複数のツールから顧客接点を追跡し、数百万ドル規模の潜在的な売上を特定する週次ダッシュボードを生成したという。
OpenAI社内でも、財務や営業を含むほぼ全てのチームが「ChatGPT Work」と、コーディング支援機能「Codex」を導入している。営業部門では、通常数週間かかるプロセスを24時間以内に短縮し、財務部門では月次決算や予測にかかる時間を数日から数時間に短縮したと報告されている。
Ad機能拡張と提供計画
「ChatGPT Work」は、Slack、Microsoft Teams、Google Drive、SharePointなどの主要なビジネスアプリケーションとプラグインを介して接続する。ユーザーは「@」に続けてアプリ名を入力することで、特定のアプリから情報を引き出すよう指示できる。
主な提供内容と計画は以下の通り:
- 提供対象: Web版とモバイル版で、Pro、Enterprise、Eduユーザーから順次展開され、数日中にPlus、Businessユーザーにも拡大される。
- デスクトップアプリ: MacおよびWindows向けにグローバルで提供。Chat、Work、Codexの各機能は無料プランを含む全てのユーザーが利用可能となる。
- 新機能「Sites」: 作成した資料やアイデアを、URLで共有可能なインタラクティブなサイトやウェブアプリに変換する機能(パブリックベータ版)。
企業向けには、アクセス権限や連携ツール、実行可能なアクションを管理者が制御できる機能や、コンプライアンスAPIが提供され、セキュアな利用環境が整備されている。