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ロジテック株が急落、好決算もサプライチェーン懸念と弱い見通しが圧迫

Summary
第1四半期決算は市場予想を上回ったものの、主要サプライヤーの問題による供給網の混乱と、第2四半期の弱い利益見通しが嫌気され、ロジテックの株価は大幅に下落した。
PC周辺機器大手のロジテック(Logitech)の株価は、市場の取引終了後に発表された2027年度第1四半期決算が予想を上回ったにもかかわらず、急落した。好調な決算内容を打ち消す深刻なサプライチェーン(供給網)問題に関する警告と、弱い業績見通しが投資家の売りを誘った。
サプライチェーン問題が好決算に影
ロジテックが発表した第1四半期の調整後1株当たり利益(EPS)は1.85ドルと、市場コンセンサス予想の1.26ドルを大幅に上回った。売上高も12億3000万ドルとなり、予想の11億9000万ドルを上回る結果となった。
しかし、市場の注目は決算の数字よりも、同時に発表された警告に集まった。同社は、主要な半導体サプライヤーで深刻な事故が発生し、再開時期が未定であると公表。この問題により、第2四半期に最大2000万ドル、第3四半期には最大で2億ドルの売上高が減少する可能性があると警告したことが、株価の急落を招いた。
利益の質と弱い見通しに懸念
Adさらに、アナリストは第1四半期の好決算が一時的な要因によって押し上げられた点を指摘している。報告には6100万ドルに上る米国での関税還付金が含まれており、これを除外した場合、非GAAPベースの営業利益の伸びは報告された前年同期比44%増ではなく、14%増にとどまる。これは、収益の質に対する疑念を生じさせた。
加えて、会社側が示した第2四半期の業績見通しも市場心理を冷え込ませた。売上高の伸び率が0~3%増にとどまる中、非GAAPベースの営業利益を1億8500万~2億1000万ドルとした。UBSのアナリストは、この見通しがコンセンサス予想の下方修正を促す可能性が高いと指摘している。
市場の反応
これらの複合的な悪材料を受け、ロジテックの株価は7.2%下落し、81.50スイスフランで取引された。供給網の混乱に関する先行き不透明感、市場予想を下回る利益見通し、そして一時的要因に支えられた決算内容という組み合わせが、見かけ上の好決算にもかかわらず、投資家に十分な売却理由を与えた形だ。