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キルギス国立銀行、CertiKと戦略的提携を締結 デジタルソムのセキュリティ強化へ

Summary
キルギス共和国国立銀行は、Web3セキュリティ企業のCertiKと覚書を締結し、中央銀行デジタル通貨「デジタルソム」のセキュリティとデジタル資産監督に関する長期的な戦略的パートナーシップを構築した。この提携は、ブロックチェーン技術の安全性確保と規制遵守体制の強化を目的とする。
キルギス共和国国立銀行(NBKR)は9月15日、ブロックチェーンセキュリティ大手のCertiKと覚書(MOU)を締結し、中央銀行デジタル通貨(CBDC)である「デジタルソム」のセキュリティとデジタル資産の監督に関する長期的な戦略的パートナーシップを構築したと発表した。
提携の背景と目的
今回の提携は、厳格なセキュリティとコンプライアンスが求められる中央銀行の環境にCertiKの専門知識を導入するもので、他の規制対象機関との同様の協力関係におけるモデルケースとなることが期待される。
NBKRの理事であるサンジャル・アブディガジエフ氏は、「本日署名した覚書は、今後の対話と協力のための枠組みを確立するものだ」と述べた。さらに、「ブロックチェーンとデジタル資産のセキュリティ、サイバーセキュリティ、マネーロンダリング・テロ資金供与対策(AML/CFT)、デジタル資産取引の分析・監視における経験と専門知識の交換に特に価値を見出している」と付け加えた。
CertiKの共同設立者兼CEOであるグ・ロンフイ氏は、「デジタル資産インフラは、設計の初期段階から継続的な運用に至るまで、セキュリティとリスク管理を考慮する必要がある」と指摘。「NBKRとの長期的な協力関係において、CertiKの専門知識と経験を提供し、同国のデジタル資産エコシステムの安全な発展を支援することを楽しみにしている」と語った。
協力の具体的分野と市場への示唆
Ad覚書に基づき、両者はブロックチェーンセキュリティ、サイバーセキュリティ、規制遵守などの分野で専門知識を交換し、協力関係を模索する。CertiKは、デジタル資産のセキュリティとリスク管理における経験を活かし、技術的・戦略的な支援を提供する。
協力範囲は以下の通り:
- ブロックチェーンおよびデジタル資産のセキュリティ評価、形式的検証
- サイバーセキュリティとオペレーショナル・レジリエンス
- AML/CFT、デジタル資産のカストディ、セキュリティ基準、ライセンス要件などの規制に関する助言
- CertiKの監督・コンプライアンスソリューションの導入によるリスク監視の強化
この提携は、中央銀行がCBDCやデジタル資産エコシステムの安全性を確保するために、民間の専門技術を活用する新たな潮流を示すものだ。CertiKはこれまでも米国の規制当局への技術的助言や、シンガポール金融管理局(MAS)の規制協議への回答など、複数の市場で規制や政策に関する議論に貢献しており、今回の提携は同社の信頼性をさらに高めるものとなる。投資家にとって、これは規制当局がデジタル資産の安全な発展を真剣に推進していることの表れであり、エコシステム全体の信頼性向上につながる可能性がある。