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IHG株が急伸、UBSの投資判断引き上げを好感

Summary
インターコンチネンタル・ホテルズ・グループ(IHG)の株価が、UBSによる投資判断と目標株価の引き上げを好感して大幅に上昇した。市場全体の軟調な地合いに逆行する動きとなった。
インターコンチネンタル・ホテルズ・グループ(IHG)の株価が9月2日の取引で3.0%上昇し、160.6に達した。スイスの金融大手UBSが、同社の株価が同業他社に比べてアンダーパフォームしたことで魅力的なエントリーポイントが生まれたとして、投資判断を「中立」から「買い」に引き上げたことが主な要因である。
UBS、評価見直しで目標株価を上方修正
UBSはIHGの投資判断引き上げに伴い、目標株価を従来の157.65ドルから188ドルへと大幅に上方修正した。UBSは、同社の株価が歴史的には同水準で推移してきた競合のヒルトンに対して現在約3%のディスカウントで取引されている点を指摘。また、企業価値を利払い・税・償却前利益で割ったEV/EBITDA倍率が過去の水準に比べて圧縮されており、現状の事業見通しを考慮すると「売られ過ぎ」の可能性があるとの見方を示した。
この評価に基づき、UBSはIHGの2026年および2027年の一株当たり利益(EPS)予想を約4%引き上げた。通期の見通しとして、販売可能な客室一室あたりの収益(RevPAR)成長率を3.5%、純客室数の増加率を5.0%と予測している。
堅調な業績と自社株買いが支援材料
AdUBSの前向きな見通しは、IHG自身の堅調な業績によって裏付けられている。同社が発表した上半期決算では、調整後EPSが13%増加し、全世界のRevPARも4.1%の上昇を記録するなど、好調な結果を示した。
さらに、IHGは自社株買いプログラムを継続していることも明らかにしている。9月1日にはゴールドマン・サックス・インターナショナルを通じて普通株式86,715株を取得し、これらの株式は消却される予定だ。これは、経営陣が自社の株価価値に自信を持っていることを示すシグナルと市場では受け止められている。
市場の逆風に抗して上昇
この日の英国市場は、米国とイラン間の軍事的緊張の高まりによる原油価格の上昇や、英国10年債利回りが18年ぶりの高水準に達したことによるインフレ・金利上昇懸念から、主要株価指数のFTSE100が約0.3%下落するなど、厳しい地合いだった。そうした市場全体の逆風にもかかわらず、IHG株はUBSの格上げという個別の好材料に強く反応し、指数を大幅にアウトパフォームする展開となった。