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金価格が15%超の急反発、4700ドル台を回復-米財政懸念が背景

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Aug 26, 20261 min read
金価格が15%超の急反発、4700ドル台を回復-米財政懸念が背景

Summary

金相場が8月初旬の安値から15%以上高騰し、一時4700ドルを突破した。米国の巨額な政府債務への懸念が「脱通貨」の動きを促しており、市場は今後のPCE物価指数とジャクソンホール会議でのFRB議長発言を注視している。

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金相場が急反発している。COMEXの金先物価格は25日の取引で一時1オンス=4700ドルを突破し5月以来の高値を付けたほか、現物価格(XAU/USD)も約3カ月ぶりの高値となる4670ドル近辺まで上昇した。8月初旬の安値からの上昇率は15%を超えている。

米財政悪化への懸念が金需要を喚起

今回の価格上昇の引き金の一つは、米財務省が長期債の買い戻し規模を少なくとも倍増させると発表したことだ。この発表後、金価格は1週間で約6.7%上昇した。

米国の政府債務総額が8月19日に40兆ドル(GDP比約123%)を突破したことも、市場の懸念を強めている。MKS PAMPの金属戦略責任者であるニッキー・シールズ氏は、金を「最も純粋な脱通貨ヘッジ手段」と指摘。こうした見方は投資家の行動にも反映されており、金価格に連動する最大のETFであるSPDRゴールド・トラスト(GLD)の金保有高は、先週2.3%増の1047トンとなり、4月下旬以来の高水準を記録した。

インフレ圧力とテクニカル要因も追い風

原油価格が1バレル=94ドル近くまで上昇するなど、エネルギー価格の高騰がインフレ懸念を再燃させていることも、インフレヘッジとしての金の魅力を高めている。ゴールドマン・サックスの商品調査チームは、金のコールオプション(買う権利)需要が急増していると指摘する。

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テクニカル面でも強気のシグナルが見られる。金現物価格は先週、重要な節目である200日移動平均線(約4513ドル)を上抜けた。一方で、米10年債利回りが約4.70%と高水準で推移しており、金利を生まない金の保有機会費用が依然として価格の上値を抑える要因となっている。

市場の焦点はPCEとジャクソンホール会議へ

今後の金相場の方向性を占う上で、市場は2つの重要イベントに注目している。一つは26日に発表される7月の米個人消費支出(PCE)コア価格指数だ。FRBが最も重視するインフレ指標であり、市場予想(前月比0.2%)を上回れば、追加利上げ観測が強まり、短期的に金価格を圧迫する可能性がある。

もう一つは、29日前後に予定されているケビン・ウォルシュFRB議長によるジャクソンホール経済政策シンポジウムでの講演だ。金利の先行きや財政政策に関する同氏の発言は、今回の金価格の上昇が本格的なものとなるかを見極める上で最大の焦点となるだろう。

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