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黒海攻撃で小麦供給に懸念、シカゴ先物は7月以降17%高騰

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Aug 20, 20261 min read
黒海攻撃で小麦供給に懸念、シカゴ先物は7月以降17%高騰

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ロシアとウクライナによる黒海地域の港湾インフラへの攻撃が激化し、世界の小麦供給に混乱が生じている。エジプトやインドネシアなどの主要輸入国は供給逼迫と価格上昇に直面している。

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ロシアとウクライナによる黒海地域の港湾インフラへの攻撃が相次ぎ、世界の小麦輸入国が供給逼迫への警戒を強めている。ロイター通信によると、指標となるシカゴ商品取引所の小麦先物価格は7月以降、17%以上も上昇しており、世界的な食料安全保障へのリスクが高まっている。

黒海からの出荷が停滞

ここ数週間、ロシアとウクライナは互いの港湾施設や船舶への攻撃を繰り返しており、複数の穀物ターミナルが閉鎖に追い込まれた。これにより、輸出のピークシーズンであるにもかかわらず、多くの貨物の船積みが遅延またはキャンセルされる事態となっている。

シンガポールを拠点とするあるトレーダーは、「8月中旬から貨物が到着し始める予定だったが、多くの船が積み込みのために入港できなかった」と述べ、買い手が代替調達先を検討し始めていると指摘した。かつて穀物船や港湾施設を攻撃対象からほぼ外していた非公式な取り決めが崩壊したことが、情勢を悪化させている。

主要輸入国に広がる動揺

世界の主要な小麦輸入国は、供給の多くを黒海地域に依存しているため、この混乱の影響を直接受けている。特に影響が大きいのは、世界最大の小麦輸入国であるエジプトと、第2位のインドネシアだ。

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  • エジプト: 2026年上半期の小麦輸入の82%以上をロシアとウクライナから調達。特に在庫の少ない民間部門が大きな打撃を受けている。
  • インドネシア: 7月から9月にかけて、旧ソ連圏の輸出国から約60万トンの出荷契約を結んでいる。
  • アジア全体: 同時期に200万~250万トンの黒海産小麦を輸入予定だったが、予定通りの到着が危ぶまれているとの見方がある。

このほか、ヨルダンは価格高騰と輸送リスクを理由に小麦の入札を複数回キャンセル。チュニジアは供給業者に対し、不可抗力条項の発動をしないよう警告している。

代替調達は高コスト

供給元を他の輸出国に切り替える動きもあるが、これは大幅なコスト増につながる。ロイターが引用した価格によると、黒海産小麦が1トンあたり約260~280ドルであるのに対し、代替品で最も安い米国産小麦は約305ドル、オーストラリア産プレミアムホワイト小麦は315~320ドルで取引されている。

さらに、輸送リスクの高まりから、ロシアやウクライナの港に寄港しようとする船主はほとんどいないと、エジプトの港湾都市アレクサンドリアのトレーダーは指摘する。解決策が見つからなければ、供給不足に陥る可能性があり、世界の食料市場の不確実性は当面続くとみられる。

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