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ギャラクシー・デジタル、AIデータセンター向けに35億ドルのジャンク債発行を計画

デジタル資産運用を手がけるギャラクシー・デジタルが、AI(人工知能)向けデータセンターの資金調達のため、同社初となるジャンク債(高利回り債)の発行を計画していることが明らかになった。調達額は約35億ドルに上る見込みで、AIインフラへの旺盛な需要が背景にある。
資金調達の詳細
企業の提出書類によると、この資金はテキサス州西部ディケンズ郡で進められている「ヘリオス・データセンター・キャンパス」プロジェクトの建設と、デット・サービス・リザーブ(債務返済準備金)の設立に充当される。ブルームバーグが報じたところでは、今回の起債は5年債で、7月23日に値決めが予定されている。
- 主幹事: モルガン・スタンレー、ゴールドマン・サックス
- 返済条件: 建設完了から10ヶ月後に開始され、元本の4%が毎年償還される計画
CoreWeaveとの提携と事業戦略
このデータセンターは、AIコンピューティング大手のCoreWeave社が利用する。ギャラクシー・デジタルは今月初め、CoreWeave社と15年間のリース契約を締結したと発表しており、これにより年間10億ドルを超える収益が見込まれる。
Adプロジェクトの第1フェーズは2026年初頭に完了しており、第2フェーズは2027年に開始される予定だ。もともと暗号資産事業を主力としてきたギャラクシー・デジタルは、AIインフラ分野へと事業を拡大しており、今回の起債はその戦略を加速させるものとなる。
市場への影響
AIコンピューティング能力への強い需要を背景に、高利回り債市場を通じた資金調達は活発化している。先月には、Applied Digital社の関連会社がCoreWeave社向けの設備増強資金として、ジャンク債で15億9000万ドルを調達した事例がある。
今回のギャラクシー・デジタルの大型起債は、AIインフラ投資が伝統的な金融市場、特に高利回り債市場にとっても魅力的な案件となりつつあることを示唆している。投資家にとっては、急成長するAI分野へのエクスポージャーを得る新たな機会となる可能性がある。