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シティ、エネルギー貯蔵関連3銘柄を格上げ データセンター需要に着目

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シティのアナリストは、米国内の製造能力拡大、エネルギー貯蔵(ESS)への旺盛な需要、そしてハイパースケール・データセンターからの新たな事業機会を理由に、クリーンエネルギー関連企業3社の投資判断を引き上げた。政策や事業遂行に関するリスクは依然として存在するものの、成長見通しが改善していると指摘している。
各社の評価と背景
今回、投資判断が変更されたのはCanadian Solar、Fluence Energy、Energy Vaultの3社。特にデータセンター運営企業からの需要獲得が、今後の成長を左右する重要な要素と見なされている。
Canadian Solar (CSIQ)
Canadian Solarは投資判断が「売り」から「中立」に引き上げられ、目標株価は従来の11ドルから18ドルに上方修正された。
- 評価の理由: 利益率の高い米国での太陽光モジュール製造へのシフトと、エネルギー貯蔵事業の拡大が評価された。生産税額控除や高効率なHJT(ヘテロ接合)モジュールの販売が価値向上に繋がる可能性がある。
- 事業見通し: 貯蔵事業の取扱量は前年比でほぼ倍増すると予想されており、数ヶ月以内に初のハイパースケール顧客を獲得する可能性も指摘されている。
- 懸念材料: 「懸念のある外国事業体(FEOC)」に関する規制の不確実性や、係争中の国際貿易裁判所の案件、太陽電池セルの生産能力の制約、炭酸リチウム価格の上昇などが、依然としてリスク要因として挙げられている。
Fluence Energy (FLNC)
AdFluence Energyは「中立」から「買い」に格上げされた。一方で、目標株価は26ドルから24ドルに若干引き下げられている。
- 評価の理由: 決算発表を前に、同社のリスク・リワードが魅力的だと評価。特に、大規模データセンター運営企業などのハイパースケール顧客からの需要を取り込む上で有利な立場にあると分析されている。
- 懸念材料: 2026年度の収益見通しの約半分が第4四半期に集中しており、プロジェクトの遅延リスクを内包している。また、2027年度の収益目標達成には大幅な受注残高の積み増しが必要であり、成長資金を確保するための増資の可能性も指摘されている。
Energy Vault (NRGV)
Energy Vaultも「中立」から「買い」に引き上げられた。目標株価は発行済み株式数の増加を反映し、5.25ドルから5ドルに微調整された。
- 評価の理由: 受注残高の大幅な増加や、エネルギー・インフラ金融の経験が豊富な新CFOの就任など、ファンダメンタルズの改善が好感された。新CFOの手腕により、資本コストの削減が期待される。
- 投資機会: 同社株は当四半期に入ってから約30%下落し、同業他社を大幅にアンダーパフォームしており、投資家にとって魅力的なエントリーポイントが生まれているとシティは指摘している。