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カールスバーグ株が下落、ジェフリーズが成長鈍化を懸念し格下げ

ビール世界大手カールスバーグの株価が14日の取引で大幅に下落した。投資銀行ジェフリーズが、主要市場である中国での競争激化などを背景に、同社の売上成長が鈍化するとの見方を示し、投資判断と目標株価を引き下げたことが嫌気された。
ジェフリーズが投資判断を下方修正
ジェフリーズはカールスバーグの投資判断を「買い」から「ホールド」に格下げし、目標株価を従来の1,100デンマーククローネから950デンマーククローネに引き下げた。
この発表を受け、カールスバーグの株価は一時2.4%安の1,015デンマーククローネまで下落し、当日の安値を付けた。株価は52週高値の1,155デンマーククローネを大きく下回る水準で推移している。
中国市場の競争激化が重荷に
格下げの主な要因は、売上成長の鈍化に対する懸念だ。ジェフリーズは、カールスバーグのビール販売量の約30%を占める中国市場を「最大の変動要因」と指摘。同市場での競争激化が今後の成長を抑制すると予想している。
Adまた、カザフスタン事業からもたらされた一時的な押し上げ効果が薄れることも成長の足かせになると見られている。ジェフリーズの試算によると、カザフスタンの影響を除いた2026年の実質的なオーガニック売上成長率は約1.3%にとどまる見通し。これは2027年のコンセンサス予想である3.5%を大幅に下回っており、目標達成には急激な加速が必要となることを示唆している。
ジェフリーズは「成長の鈍化は株価の再評価にとって逆風となる」と述べ、売上の伸び悩みはカールスバーグが掲げる中期成長目標(4~6%)にも圧力をかける可能性があると警告した。
評価点と外部環境
一方で、ジェフリーズはコスト削減努力が売上鈍化の影響を補い、利益成長を支えるとの見方も示している。また、カールスバーグがソフトドリンク事業へ拡大していることについては「戦略的に極めて理にかなっている」と評価した。
しかし、世界的にリスク回避姿勢が強まっており、米国株式市場も軟調に推移している。こうしたマクロ経済の不透明感は、西欧やアジアなど世界中で収益を上げるカールスバーグのような国際的な生活必需品関連企業にとって、さらなる向かい風となっている。