Story
ブリンカー株が上昇、シーポートの新規「買い」判断と投資家説明会への期待で

Summary
カジュアルダイニング運営のブリンカー・インターナショナル株が大幅上昇。シーポート・グローバル証券による強気な新規カバレッジと、翌日に控えた投資家向け説明会への期待が買いを誘った。
カジュアルダイニングチェーン「チリーズ」などを運営するブリンカー・インターナショナル(EAT)の株価が、午前の取引で2.6%上昇した。シーポート・グローバル証券による強気な新規投資判断と、翌日に予定されている投資家向け説明会への期待感が主な押し上げ要因となった。
シーポートが強気の投資判断を開始
シーポート・グローバル証券は、ブリンカーの投資判断を「買い」、目標株価を230ドルとしてカバレッジを開始した。同社はブリンカー傘下の「チリーズ」ブランドの変革を「現代カジュアルダイニング史上、最も成功した好転劇の一つ」と評価している。
シーポートはその根拠として、以下の点を挙げている。
- 21四半期連続の既存店売上高の増加
- 平均店舗売上高が300万ドルから500万ドルへと大幅に増加
- レストランの利益率が約600ベーシスポイント拡大し、10%台後半に到達
目標株価の230ドルは、同社による2027年暦年の1株当たり利益(EPS)予想の16倍に設定されており、現在の株価水準からの大きな上昇余地を示唆している。
投資家向け説明会への期待感
Ad株価上昇のもう一つの要因は、翌日にダラス本社で予定されている投資家向け説明会(インベスター・デー)である。このイベントでは、経営陣が長期的な戦略と成長見通しを説明する予定だ。
レイモンド・ジェームス証券は、すでにこのイベントを潜在的な好材料と指摘していた。同社はブリンカーの投資判断を「アウトパフォーム」、目標株価を270ドルとしており、チリーズの第1四半期既存店売上高の予想を9%に引き上げている。アナリストによる新たな推奨とイベント前のポジション調整が、買いを呼び込んでいる模様だ。
市場環境と株価の動向
当日の市場はS&P 500が0.4%、ナスダックが0.8%上昇するなど、全体的にリスクオンの地合いが株価を支えた。カジュアルダイニング業界は、ファストフードと比較して堅調な個人消費の恩恵を受けている。
これらの要因が複合的に作用し、ブリンカーの株価は208.80ドル付近まで上昇。前日の大幅な下落から反発し、52週高値の254.99ドルからの下落分の一部を取り戻した。