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BofAストラテジスト、「金ロング」を推奨 ドル安へのヘッジとして

Summary
バンク・オブ・アメリカのストラテジストは、ドル安に対する最良のヘッジとして金のロング(買い持ち)を推奨した。同行の週間資金フローデータによると、金関連ファンドには1月以来最大となる63億ドルが流入した。
バンク・オブ・アメリカ(BofA)のストラテジスト、マイケル・ハートネット氏は月曜付の投資家向けメモで、ドル安に対するヘッジとして金が依然として望ましいとの見方を示した。同行のデータによると、金関連ファンドへの資金流入は2026年1月以来の最大規模に達している。
金ファンドへの資金流入が加速
BofAが毎週発表する資金フローデータによると、直近の週で金関連ファンドには63億ドルの資金が流入し、2026年1月以来の最大を記録した。これは、投資家が安全資産への逃避を強めていることを示唆している。
同期間の他の資産クラスへの資金流入は以下の通り。
- 現金:254億ドル
- 債券:238億ドル
- 株式:161億ドル
特に投資適格債には106億ドルが流入し、過去5週間で最大となった。一方、中国株からは5月以来最大となる145億ドルが流出し、テクノロジーファンドからは12億ドルの資金が引き揚げられた。
「ドル以外なら何でも」のテーマ
Adハートネット氏は「ドル以外なら何でも(Anything But Dollar)」というテーマを掲げ、「トレードは金のロング」だと指摘。金は「ドルの価値下落、債券市場の崩壊、資産インフレ、そして2020年代の政治情勢に対する最良のヘッジであり続ける」と記述した。
このテーマは新興国市場の資産にとっても追い風になるとBofAは見ており、特にラテンアメリカではよりビジネスフレンドリーな政権の誕生が市場に好感されていると指摘。10月4日に行われるブラジル大統領選挙が今後の方向性を占う上で重要になるとした。
市場センチメントは依然として「過度に強気」
BofAの「強気・弱気指標(Bull & Bear Indicator)」は、ハイイールド債への資金流入の鈍化やテクノロジー株からの資金流出を受け、前週の9.7から9.3へわずかに低下した。しかし、市場のポジショニングは依然として「過度に強気」な水準にあるという。
ハートネット氏は「『恐怖』よりも『強欲』を反転させる方が常に難しい」と警告。強気相場が終焉するには、過剰なポジショニング、過剰な利益楽観論、そして金融引き締めの3つの条件が必要だとの見解を示した。