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バンク・オブ・アメリカ、規制好転でタバコ大手の業績予想を上方修正

Summary
バンク・オブ・アメリカは、第2四半期における規制動向を好感し、アルトリア・グループとフィリップモリス・インターナショナルの1株利益予想を引き上げた。FDAの執行方針緩和などが背景にある。
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Background
バンク・オブ・アメリカは、2026年第2四半期における規制環境の好転を理由に、タバコ大手アルトリア・グループ(MO)とフィリップモリス・インターナショナル(PM)の業績予想を上方修正した。この動きは、米国のタバコセクターにとって追い風となる複数の要因を反映している。
規制環境の好転が追い風
同行が指摘する主な好材料は、米食品医薬品局(FDA)の規制方針に関連する動向だ。特に、不正なニコチン製品に対する監視強化や、5月に発表されたFDAの執行方針の緩和が挙げられる。
この新方針により、認可されていない一部の電子タバコやニコチンパウチ製品が、審査期間中も市場に留まることが可能になった。さらに、フィリップモリスの主力製品であるニコチンパウチ「ZYN」に関連して、6月2日に「ZYN Ultra」が全国発売されたことや、6月30日に20種類のZYN製品がFDAの販売承認を得たことも、ポジティブな材料と見なされている。
各社の業績予想と目標株価
バンク・オブ・アメリカは、これらの動向を踏まえ、両社の業績予想を以下のように修正した。
アルトリア・グループ (MO)
Ad- 2026年第2四半期の1株当たり利益(EPS)予想を0.01ドル引き上げ1.48ドル(前年同期比2.5%増)とした。
- 2026年通期および2027年通期のEPS予想もそれぞれ0.01ドル引き上げ、5.67ドルと5.91ドルに見直した。
- 目標株価は82ドルで据え置き。これは2027年EPS予想の13.9倍のマルチプルを適用した水準。
フィリップモリス・インターナショナル (PM)
- 2026年第2四半期のEPS予想は、0.04ドルの為替による逆風を含み、2.04ドルで維持。
- 2026年通期のEPS予想は8.40ドルで据え置いたが、2027年通期の予想は0.02ドル引き上げ9.15ドルとした。
- 目標株価は209ドルで据え置き。これは2027年EPS予想の22.8倍のマルチプルを適用した水準。
市場の背景
2026年第2四半期において、米国のタバコ株セクターは9.3%上昇した。これは同期間のS&P 500種指数の14.9%上昇には及ばなかったものの、飲料、食品、家庭用品といった他の生活必需品セクターをアウトパフォームする結果となった。個別銘柄では、フィリップモリスが9.4%、アルトリアが9.0%それぞれ上昇している。