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アマゾン、紛争で損傷した湾岸地域のデータ復旧が一部不可能と発表

Summary
米アマゾンは、紛争で被害を受けたバーレーンとUAEのデータセンターに保管されている一部の顧客データへのアクセスを回復できないと公表した。同社のクラウドサービスの耐障害性に対する信頼性が問われる事態となっている。
米アマゾン・ドット・コムは火曜日、米・イラン間の紛争で損傷したペルシャ湾岸地域の施設に保管されている一部のデータへのアクセスを回復できないと発表した。同社のクラウド部門であるアマゾン・ウェブ・サービス(AWS)のステータスページで更新情報が公開され、地政学的リスクがクラウドインフラに与える深刻な影響が浮き彫りとなった。
紛争によるデータセンターの被害
AWSによると、問題となっているのはバーレーンのデータセンターおよびアラブ首長国連邦(UAE)のネットワークの一部に限定して保管されていたデータだという。これらの施設は紛争の初期段階で被害を受けた。イスラム革命防衛隊は、米軍事作戦への支援を理由にバーレーンの施設を攻撃したと主張しており、衛星画像でも同国内の2つのアマゾンデータセンターへの着弾が確認されている。
AWSは5ヶ月ぶりとなる今回の公表で、受けた被害がサービスの設計耐性を超えるものであったと説明した。これは、地理的に分散された「アベイラビリティゾーン」によって高い可用性を保証するクラウドサービスの根幹を揺るがす事態であり、投資家や利用企業にとって重大な懸念材料となる。
Ad顧客への影響と今後の対応
アマゾンによれば、3月の最初の攻撃から4月にネットワークが停止するまでの間に、ほとんどの顧客はワークロードを他国のサーバー群に移行させたという。UAEでは、多くの顧客がバックアップを利用したり、アクセス可能なデータを複製したりすることで業務を復旧した。
しかし、バーレーンおよびUAEの一つのアベイラビリティゾーンにのみデータを保管していた場合、そのデータへのアクセスは現在不可能となっている。アマゾンは、UAEの他の2つのアベイラビリティゾーンでリソースの復旧作業を続けていると述べている。同社は両国での顧客サポートを継続する姿勢を示し、バーレーンの状況については来年初頭に改めて最新情報を提供すると約束した。