
ユーロネクスト小麦、1カ月ぶり高値 ロシア・ウクライナの輸出懸念で
ユーロネクストの小麦先物価格が、黒海地域での紛争激化とロシア・ウクライナからの穀物輸出が滞る懸念から、約1カ月ぶりの高値を付けた。

ユーロネクストの小麦先物価格が、黒海地域での紛争激化とロシア・ウクライナからの穀物輸出が滞る懸念から、約1カ月ぶりの高値を付けた。

北西ヨーロッパのガソリン精製マージンが、主要な貯蔵拠点であるARAハブでの在庫が約5年ぶりの低水準に落ち込んだことを受け、1バレルあたり46.74ドルと2022年半ば以来の最高値を記録した。

中東での停戦交渉が進展するとの観測から、原油供給の正常化への期待が高まり、原油価格は4営業日連続で下落した。ブレント原油は1バレル87ドル台、WTIは81ドル台で推移している。

米エネルギー情報局(EIA)の最新データによると、ディーゼルを含む留出油在庫が同期として過去最低を記録した。暖房需要が高まる冬を前に、燃料価格の上昇やインフレ圧力への懸念が浮上している。

金価格は木曜日に安定して推移した。市場参加者は、今週後半に予定されている米連邦準備制度理事会(FRB)のケビン・ウォーシュ議長によるジャクソンホールでの講演を前に、様子見姿勢を強めている。

欧州の天然ガス価格は、ホルムズ海峡の航行安全を巡る外交交渉の進展を好感して下げ止まった。しかし、域内のガス貯蔵の遅れが深刻で、冬を前に供給不安が価格を支える構造は変わっていない。

UBSは最新リポートで、コモディティ投資の価値はエネルギー分野にとどまらないと指摘。工業金属、農産物、金もインフレヘッジとして有望なリターンをもたらす可能性があるとの見方を示した。

スイスの金融大手UBSは、コモディティ投資の好機がエネルギー分野以外にも広がっていると指摘。AIインフラや異常気象を背景に、産業用金属や農産物、金がリターンとインフレヘッジの両面で有望との見方を示した。

米国とイランの軍事衝突から6カ月が経過し、紛争は経済制裁を主軸とした「高くつくこう着状態」に陥っている。イランの抵抗とホルムズ海峡を巡る地政学リスクが、世界のエネルギー市場に不透明感をもたらしている。