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中東の外交努力が供給回復期待を呼び、原油価格は4日続落

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中東での外交交渉が進展し、同地域からの石油供給が回復するとの期待感から、原油価格は4営業日続落した。指標となるブレント原油とWTI原油は、ともに週間で6%以上の下落を記録している。
外交交渉の進展期待が価格を圧迫
27日の取引で、国際的な指標であるブレント原油先物は0.5%安の1バレル=87.37ドル、米国産原油の指標であるWTI原油先物も0.5%安の1バレル=81.79ドルで推移している。過去1週間で両指標は6%超下落した。
市場では、停戦合意への楽観的な見方が、米国とイラン間の継続的な緊張に対する懸念を上回っている。米国は今週初めにイランに対する経済制裁を強化したが、市場の関心は外交努力の行方に集まっている。
米・イラン関係に変化の兆しか
複数の報道が、米・イラン関係の転機を示唆している。ロシア国営メディアは、両国が新たな停戦協定で合意し、近日中に正式発表されると報じた。また、イランとオマーンがホルムズ海峡の商業航路について合意に近づいているとの報道もある。
Adただしイラン政府は、合意が成立しても海峡が直ちに再開されるとは限らないと警告している。紛争前には世界の原油輸送量の約2割を担っていたホルムズ海峡の通航量は、現在も紛争前の水準を大幅に下回ったままだ。
市場の焦点は中東に
一方、ウクライナ情勢も注視されているが、市場への影響は限定的だ。主要産油国であるロシアは、ウクライナとの交渉が行き詰まったと判断し、軍事攻撃を激化させる計画だと報じられている。
オランダの金融大手INGのアナリストはレポートで、「ロシア・ウクライナ紛争はしばらく市場の関心事から外れている。商品市場の関心は依然として中東情勢に集中している」と指摘した。