Story

アメリカン航空株が下落、通期見通しの下方修正で収益懸念

ENTHMSVIIDZHZH-TWJAKOHI
Jul 23, 20261 min read
アメリカン航空株が下落、通期見通しの下方修正で収益懸念
Text size
Background

アメリカン航空(AAL)の株価が時間外取引で下落している。同社が発表した第2四半期決算は売上高、利益ともに市場予想を上回ったものの、燃料費の高騰を理由に通期の業績見通しを大幅に下方修正したことが嫌気された。

予想を大幅に下回る通期見通し

アメリカン航空が発表した第2四半期の調整後1株当たり利益(EPS)は0.15ドルと、アナリスト予想の0.03ドルを上回った。売上高も過去最高の167億ドルを記録した。

しかし、好調な実績にもかかわらず、株価は時間外取引で3.3%下落した。投資家が問題視したのは、同時に発表された今後の見通しだ。同社は2026年通期の調整後EPS見通しを-0.65ドルから0.65ドルの範囲へと引き下げた。この見通しは、通期で赤字に陥る可能性を示唆しており、市場の期待を大きく裏切る内容となった。第3四半期の見通しも市場予想を下回っている。

燃料費の高騰が収益を圧迫

今回の見通し引き下げの主な要因は、燃料費の急騰だ。第2四半期の燃料費は前年同期比で83%増の49億ドルに達しており、同社はこのコスト増を部分的にしか相殺できていない。

Sample IUX Markets – In-articleAd

この問題は業界全体に及んでいる。競合のユナイテッド航空も、第2四半期の燃料費が前年同期比で約84%増加したと報告しており、ジェット燃料価格の高騰が通年で約60億ドルの費用増につながる可能性があると警告していた。このため、投資家はアメリカン航空のコストガイダンスを特に注視していた。

市場の反応と背景

今回の株価下落は、投資家が過去の実績よりも将来の収益性を重視していることを示している。過去最高の売上高は、通期赤字の可能性が示されたことで相殺された形だ。

決算発表前には、Melius Researchが燃料の変動性などを理由に同社株の投資判断を「ホールド」に引き下げていたほか、夏前にはデービッド・シーモア最高執行責任者(COO)による自社株売却もあり、市場のセンチメントはもともと慎重だった。市場は、旺盛な旅行需要にもかかわらず、燃料コストという逆風が長期化するとみているようだ。

Back to latest news

LATEST