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ワークデイ株が急落、モルガンSとCLSAが相次ぎ格下げ

Summary
人事・財務管理クラウドソフト大手のワークデイの株価が急落。モルガン・スタンレーとCLSAが相次いで投資判断を引き下げ、成長鈍化への懸念を表明したことが嫌気された。
人事・財務管理クラウドソフト大手のワークデイ(WDAY)の株価が時間外取引で急落した。モルガン・スタンレーとCLSAという米ウォール街の大手証券2社が、同社の成長見通しに対する懸念から相次いで弱気な投資判断を示したことが背景にある。
アナリストによる相次ぐ格下げ
モルガン・スタンレーは、ワークデイの投資判断を「イコールウェイト」から「アンダーウェイト」へ引き下げ、目標株価も従来の185ドルから145ドルへ大幅に下方修正した。同行は、市場が織り込んでいる以上に成長の鈍化が根強いと指摘。特にHCM(人材管理)事業の成長率は2026年度に13%まで減速し、2028年度には9%までさらに低下すると予測している。
一方、CLSAはワークデイのカバレッジを「アンダーパフォーム」、目標株価92ドルで新たに開始した。CLSAは、成長指標の鈍化、買収意欲の高まり、製品の競争優位性(モート)の不透明さを格付けの理由として挙げた。さらに、同業他社と比較してGAAP(一般会計原則)ベースと非GAAPベースの利益の乖離が最も大きい点を問題視し、報告されている収益性の質に疑問を呈した。
株価への影響と市場の反応
Adこれら2社の厳しい見方を受け、ワークデイの株価は時間外取引で4.2%下落し、141.09ドルを付けた。当日の米国市場はS&P 500種株価指数が0.6%上昇するなど堅調に推移しており、今回の株価下落がマクロ経済環境の悪化ではなく、同社固有の問題に起因することを示唆している。
投資家の懸念を煽る追加材料として、インサイダーによる株式売却も続いている。Investing.comによると、過去90日間におけるインサイダーの売却総額は1億1300万ドルを超えている。
今後の見通し
大手2社による弱気な判断が同日に示されたことで、投資家にとって厳しいバリュエーションのレンジが形成された。次回の決算発表は8月下旬に予定されているが、複数のアナリストが短期的な成長軌道に公然と疑問を投げかける中、不透明感を抱えたまま同社株を保有することに消極的な投資家が増えているようだ。