Story
ウェルズ・ファーゴCFO、2026年の融資成長に強気見通し 米経済の健全性も強調

Summary
ウェルズ・ファーゴのマイク・サントマッシモCFOは投資家向け会議で、2026年の融資成長率が従来予想を上回るとの見通しを示した。健全な個人消費や信用トレンドを背景に、米国経済への楽観的な見方も表明した。
米大手銀行ウェルズ・ファーゴのマイク・サントマッシモ最高財務責任者(CFO)は15日、2026年の融資成長が従来予想を上回るとの見通しを明らかにした。投資家向け会議での発言は、米国経済における健全な消費と信用の動向を示唆しており、同行の株価は午前の取引で3%上昇した。
融資成長見通しを上方修正
サントマッシモ氏はバークレイズ・グローバル金融サービス会議において、米国の消費者は良好な状態にあるとの認識を示した。同氏は「全体として債務・所得比率は非常に良好な水準にある」と述べ、経済は拡大しており、延滞の動向に悪化は見られないと付け加えた。
この発言は、燃料価格の上昇や高水準の借入コストが消費者を圧迫しているとの市場の懸念を和らげるものとなった。ウェルズ・ファーゴはこれまで、2026年の融資成長率を1桁台半ばの伸びと予測していた。
業績見通しと投資銀行業務
サントマッシモ氏は、通期の純金利収益(NII)および経費に関する見通しを維持した。同行は、通期NIIを約500億ドル、経費を約557億ドルと見込んでいる。また、第3四半期の純金利マージンは当初の予想よりも良好になる見込みだとした。
Ad投資銀行業務については、第3四半期の手数料収入が1桁台半ばの伸びになると予想。市場・トレーディング収益も同様に1桁台半ばの成長を見込んでいる。同行はウォール街の競合他社に対抗するため、投資銀行およびトレーディング事業の強化に多額の投資を行ってきた。
市場の背景と他社の動向
ウォール街は、主要銀行のディールパイプラインや個人消費の健全性に関する最新情報を注視している。前日14日には、バンク・オブ・アメリカのブライアン・モイニハンCEOが、第3四半期の投資銀行手数料が少なくとも10%減少し、セールス&トレーディング収益はほぼ横ばいになるとの見通しを示しており、ウェルズ・ファーゴの楽観的な見方とは対照的となった。
サントマッシモ氏は買収戦略について、決済やテクノロジー分野での能力獲得を検討する可能性に言及しつつも、「ハードルは高い」と慎重な姿勢を示した。