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WBD・パラマウント合併、7月22日完了の見通し=レイモンド・ジェームズ

金融サービス会社のレイモンド・ジェームズは、ワーナー・ブラザース・ディスカバリー(WBD)とパラマウント・グローバル(PSKY)の大型合併が、12州の司法長官による反トラスト法(独占禁止法)訴訟にもかかわらず、7月22日に完了するとの見通しを明らかにした。この訴訟は合併計画に不確実性をもたらしているが、同社は両社が取引を強行すると分析している。
12州司法長官が独禁法違反で提訴
カリフォルニア州のロブ・ボンタ司法長官が主導する12州の司法長官連合は、この合併が競争を阻害するとして提訴した。訴状は特に以下の3つの市場における反トラスト上の懸念を指摘している。
- 劇場用映画配給
- 高興行収入が見込まれる劇場用映画の配給
- ベーシックケーブルテレビチャンネルのライセンス供与
訴状によると、合併後の新会社はこれらの市場において、推定で27%から30%の市場シェアを占めることになる。なお、今回の訴訟ではストリーミング市場は争点に含まれていない。
司法判断を待たずに合併完了か
Adレイモンド・ジェームズは、両社が過去のTegna/Nexstar社の取引と同様に、まず7月22日に合併を完了させ、その後で規制当局が要求する可能性のある是正措置に対応する戦略を取るとみている。司法長官連合は両社に司法手続きが完了するまで合併の延期を要請しているが、現時点では合併を一時的に差し止めるための仮処分命令は請求していない。
これに対し、パラマウント・グローバルは訴訟提起後に声明を発表。今回の合併は競争を促進するものであり、米国を含む24の法域ですでに承認されていると反論した。
市場への影響
今回の訴訟は、合併承認プロセスにおける重大な法的ハードルとなる。投資家にとって、訴訟の行方は合併の遅延、取引条件の変更、あるいは最悪の場合には破談につながるリスク要因となる。レイモンド・ジェームズの見立て通り合併が先行して完了したとしても、事後的な事業売却などの是正措置が命じられる可能性は残る。
市場関係者は、司法長官連合が仮処分命令を請求するかに注目している。そのような動きがあれば、合併スケジュールが強制的に停止させられる可能性があり、両社の株価にとって大きな不透明要因となるだろう。