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ワッカー・ケミー、通期EBITDA見通しを10%上方修正 売上高は下方修正

Summary
独化学大手のワッカー・ケミーは、市場予想を上回る第2四半期決算を発表し、2026年通期のEBITDA見通しを約10%引き上げた。一方で、売上高の成長率見通しは引き下げた。
独化学大手のワッカー・ケミー(Wacker Chemie AG)は、市場予想を上回る第2四半期決算を受け、2026年通期のEBITDA(利払い・税引き・減価償却・償却控除前利益)見通しを上方修正した。同時に、売上高の成長率見通しは引き下げており、部門ごとの業績のばらつきが示された。
第2四半期決算は予想を上回る
同社が発表した第2四半期決算によると、EBITDAは2億1100万ユーロとなり、市場コンセンサス予想の1億7200万ユーロを23%上回った。年金関連の特殊要因を除いたEBITDAは1億7400万ユーロで、これも市場予想をわずかに上回る水準だった。
同四半期の売上高は15億1800万ユーロに達した。価格が2%、販売量と製品構成が6%それぞれ上昇したことが寄与したが、為替変動が1%のマイナス影響を与えた。
通期見通しを修正
ワッカー・ケミーは2026年通期の業績見通しを修正した。主な変更点は以下の通り。
Ad- EBITDA見通し: 従来の5億5000万〜7億ユーロの範囲から、6億2500万〜7億5000万ユーロの範囲へと引き上げられた。
- 売上高見通し: 成長率を従来の一桁台後半の伸びから、一桁台半ばの伸びへと引き下げた。
同社は、この見通しにはポリシリコンの通商政策変更に伴う潜在的な影響は含まれていないと注記している。
部門別の業績動向
通期見通しの修正は、部門ごとの異なる業績を反映している。主力のシリコーン部門は、価格と販売量の改善により売上高7億5700万ユーロ、EBITDA1億2300万ユーロと好調で、通期の売上高成長率見通しが引き上げられた。
一方で、ポリシリコン部門は太陽光発電関連の在庫調整の影響を受け、EBITDAは1100万ユーロにとどまった。同部門の通期売上高成長率見通しは、二桁台前半の伸びから一桁台後半の伸びへと引き下げられた。ポリマー部門は売上高見通しが下方修正されたものの、EBITDAマージン見通しは引き上げられた。