Story
ボーダフォン株が下落、独合弁事業の持ち分売却で11億ユーロの収益損失懸念

Summary
水曜日のロンドン市場でボーダフォン株が下落。ドイツの合弁事業「OXG」におけるパトリック・ドラギ氏の持ち分売却に伴い、最大11億ユーロの潜在的収益を失う可能性があるとの報道が嫌気された。
Text size
Background
水曜日のロンドン市場でボーダフォン・グループ(LSE: VOD)の株価が下落しました。同社のドイツにおけるブロードバンド合弁事業の持ち分売却に関連し、多額の潜在的収益を失う可能性があるとの報道が売り材料となりました。
ドラギ氏の持ち分売却が背景
英フィナンシャル・タイムズ紙の報道によると、実業家パトリック・ドラギ氏が保有するドイツのブロードバンド合弁事業「OXG」の50%の持ち分を、仏銀行大手ソシエテ・ジェネラルが今月初めに買収することで合意しました。OXGはボーダフォンとの折半出資の合弁事業です。
報道によれば、この取引においてソシエテ・ジェネラルは、ドラギ氏が負っていた繰延支払債務を引き継がないとされています。この条件が、ボーダフォン側の将来の収益に影響を与えるとの懸念につながっています。
Adボーダフォンへの財務的影響
この取引の結果、ボーダフォンは将来得られるはずだった潜在的な収益を最大11億ユーロ(約12億7000万ドル)失う可能性があると報じられています。ドラギ氏側の支払義務が履行されないことによる直接的な影響とみられます。
このニュースを受け、ボーダフォンの株価は一時1.5%安の129.3ペンスまで下落しました。重要なドイツ市場における合弁事業の財務構造に不透明感が生じたことが、投資家心理を冷やした形です。投資家は今後、ボーダフォンからの正式な見解や、本件が同社の財務に与える正確な影響に関する説明を注視することになります。