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米超党派議員、太陽電池の「抜け穴」輸入取り締まりを政権に要請

Summary
米国の超党派議員グループが、輸入関税と税額控除の不正利用を目的とした半製品太陽電池セル(ブルーウエハー)の輸入取り締まりを政権に要請した。国内製造業の保護を求める声が強まっている。
米国の超党派議員グループが、半製品の太陽電池セルを輸入することで貿易関税を回避し、連邦政府の税額控除を不正に利用する行為の取り締まりをトランプ政権に要請した。ロイターが確認した書簡で明らかになった。
輸入規制の抜け穴を指摘
共和党のマイク・ボスト議員、パット・ハリガン議員、民主党のロー・カンナ議員、マーシー・カプター議員らが署名した書簡は、税関・国境警備局(CBP)と内国歳入庁(IRS)に対し、「ブルーウエハー」の輸入業者への対策を求めている。ブルーウエハーは、発電に必要な主要な加工工程を終えた超高純度シリコンの薄いスライスを指す。
議員らは、一部の企業が太陽電池セルに課される関税を回避するためにこの製品を輸入し、その後米国内で最終加工を施すことで、国内の太陽光発電製造を支援するための連邦税額控除を申請していると指摘。「この関税逃れと税制上の不正は、米国のエネルギー関連製造業者に損害を与え、明確な競争上の不利益に置いている」と書簡は述べている。
背景にある米中間の競争
この動きは、安価な輸入品から国内の太陽光パネルメーカーを保護しようとする米国の長年の取り組みの一環だ。現在、中国および他のアジア8カ国で製造された太陽電池セルには、アンチダンピング(不当廉売)関税および相殺関税が課されている。
Ad世界の太陽光関連製品の供給量の約80%を占める中国企業は、米国市場への製品供給のために他国へ製造拠点を移すなどの対応を進めてきた。今回の「ブルーウエハー」をめぐる議論は、こうした関税回避の試みに対する米国内の警戒感の高まりを反映している。
米国内メーカーは歓迎
ファースト・ソーラー社やハンファ社のQセルズ部門などが加盟する米国ソーラーエネルギー製造業者連合(SEMA)は、この書簡を歓迎する声明を発表した。
SEMA連合の議会・規制関連担当副代表であるロブ・ガードナー氏は、「SEMA連合のメンバーは、国内の太陽電池産業を構築するために数十億ドルを投資し、何千もの質の高い米国の製造業雇用を創出してきた」と述べ、国内産業保護の重要性を強調した。